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【Sun Business .Next 2008】
サンEVPのファウラー氏「ストレージでもオープン革命を起こす」
「サーバ/ネットワーク/ストレージは、オープン技術によって統合化・収束化に向かう」
(2008年04月21日)
サン・マイクロシステムズは4月18日、東京都内でプライベート・イベント「Sun Business .Next 2008」を開催し、同社の最新戦略および製品を紹介した。その基調講演には、米国Sun Microsystemsのエグゼクティブ・バイスプレジデントのジョン・ファウラー(John Fowler)氏が登壇し、同社が今後も技術のオープン化を貫き、サーバと同様、ストレージ分野においてもオープン化を推進していくと強調した。
| 米国Sunのエグゼクティブ・バイスプレジデント、John Fowler氏 |
Fowler氏は、企業・組織向けのITを、基幹業務を担うアプリケーション、インターネット・インフラ、高度な科学技術計算や設計などを受け持つHPC(High Performance Computing)の3領域に分類したうえで、次のように述べた。
「適した技術はそれぞれの領域で異なっている。基幹業務には安定性と高信頼性が求められ、インターネット・インフラには効率性と拡張性、そして最新技術が必要であり、HPCには演算能力にすぐれた高いパフォーマンスが要求される。これらの領域に対し、Sunは、画期的な製品とソリューションを投入することにより、すべてのニーズを満たすことができる」
現在の企業ITインフラを構成する主な要素であるサーバ、ネットワーク、ストレージについてSunは、「これらの要素はそれぞれが、離れ島のような存在ではなく、オープン技術により、やがて統合化・収束化していく」(Fowler氏)と見ている。「サーバ分野については、オープン化がかなり進展している。しかし10年前、サーバはたいていプロプライエタリな存在であったし、オープンソース・ソフトウェアの潮流はまだ起こっておらず、開発環境も閉鎖的だった。サーバはオープンな技術により大きく変わったのだ」(同氏)
続いてFowler氏は、ストレージを取り巻く環境について言及した。「現在のストレージは、10年前のサーバの状況に似ている。一握りのベンダーの製品が主流で、どの製品の価格もほぼ同様の水準であり、あまり変動がない。そこでSunは、ストレージでもオープン化を促進していく。当社が開発したファイルシステムのZFSについてはソースコードを公開しており、すでにさまざまベンダーが利用している。また、Windows向けのファイル共有プロトコルのCIFSをOpenSolarisに取り込んでいる。これらは一例にすぎない。われわれはこうした標準技術をベースに、ストレージでも革命を起こす。2008年あるいは2009年には、さまざまな製品をリリースする予定だ」(同氏)
一方、ネットワークの領域では、「革新が起きるまでには、まだ数年かかるだろう」とFowler氏と述べ、次のような言葉で締めくくった。「皆さんには、もっと気軽にSunとかかわってほしい。当社は今、サーバやワークステーションの一部の製品を60日間無償で貸し出すTry&Buyプログラムを実施している。また、さまざまなソフトウェアをダウンロードできるようにしている。これらの利用、あるいは、当社が以前より重視している開発者コミュニティへの参加で、サンの技術をよく知ってもらい、そこからフィードバックしてほしい。当社は製品を売るだけでなく、皆さんからも学びたい」
(大川 淳)
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