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【解説】
Windows Server 2008への完全移行「6つの重要チェック」
最新サーバOSの実力を120%引き出すための勘所
(2008年05月16日)
Check 4
「Windows Serverバックアップ」を効果的に利用する
一度設定したら、あとは“お任せ”で運用可能
Windows Server 2008に搭載されている管理ツールの中で大きく変更されたものとしては、バックアップ・ツールの「Windows Serverバックアップ」が挙げられる。このツールは、標準ではインストールされず、「機能の追加ウィザード」を使用して追加することができる。
Windows Serverバックアップは、ディスク・ボリューム単位でブロック・レベルをイメージ化し、D2D(Disc to Disc)方式でバックアップする。これは、Windows NT時代から存在する「NTBackup」とは、まったく異なるバックアップ技術である。バックアップ先は、ローカル・ディスクやUSB、外付けリムーバブル・ディスクなどが指定できる。なお、テープ・デバイスはサポートしていない。
Windows Serverバックアップの管理ツールは、非常に単純化されており、スケジュール・バックアップは初回に一度だけ構成すればよい(画面3)。ただし構成は、「バックアップの実行時刻」「バックアップ対象のボリューム」「バックアップ先のディスク」くらいで、増分や差分を組み合わせたローテーションや、システム状態のみのバックアップなどはできない。
| 画面3:「Windows Serverバックアップ」は、初回に一度スケジュール設定をするだけでよい。バックアップ先として空の固定ディスク、または外付けディスクが必要となる |
また、Windows Serverバックアップは、一度設定してしまえば、あとはすべて自動化できる。バックアップ先として複数のリムーバブル・ディスクを設定しておけば、管理者がディスクを定期的に差し替えるだけで、自動的にローテーションしてくれる。バックアップ先のディスク領域が足りなくなった場合は、古いデータを自動的に削除してくれる。
一方、バックアップ技術が変更されたことで、NTBackupで保存したバックアップ・メディアとの互換性は失われている。つまり、Windows Serverバックアップでは、NTBackupで取得したテープ・メディアやバックアップ・ファイルからデータを復元することはできない。Windows Server 2008で以前のバックアップ・メディアからデータを復元する場合には、Microsoftが無償で提供している「Windows NTバックアップ/復元ユーティリティ」を使用する必要がある。同ユーティリティは、バックアップ・データの復元機能だけを提供するツールであり、バックアップの実行機能は持っていない。

























