【 ここから本文 】
データ・マネジメント
ソーシャルブックマークに登録 :
印刷用ページの表示
[米国]
【EMC World 2008】
デデュープ、HDDスピンダウン、SSD――EMCストレージ部門を率いるドナテリ氏が最新技術を紹介
「ストレージ分野は今、正に大きな変革期を迎えている」
(2008年05月21日)
| 米国EMCストレージ部門社長のDavid Donatelli氏 |
米国ラスベガスで開催中の「EMC World Conference 2008」。5月19日の基調講演では、会長・社長兼CEOのジョー・トゥッチ(Joseph Tucci)氏に続き(関連記事)、米国EMCストレージ部門社長のデビッド・ドナテリ(David Donatelli)氏が登壇し、ストレージの最新技術動向について解説した。ここでは、データ・デデュープ(Data De-duplication:データ重複除外)、HDDのスピンダウンといった最新の技術が搭載されたEMCのバックアップ関連ソリューションを披露された。
「EMC Avamar Data 4.0」は、データ重複除外技術を採用しているバックアップ・ソフトウェアの新版だ。データ・デデュープは、データをバックアップする際、同一データの複製がいくつも生成されてしまうことによるストレージ容量の浪費を防ぐため、冗長部分をバックアップから除外する技術だ。EMC Avamar Dataは、単に重複を検出するだけでなく、データの配列順序を記述し、重複除外と配列順序の維持を共に実現している。Donatelli氏は、「データ・デデュープは、ストレージ分野で最もホットな技術の1つだ。当社の製品はポリシー・ベースで運用でき、柔軟性が高い」と説明した。
| データ・デデュープ技術の仕組み |
新版となる4.0では、64ビット版のRed Hat Enterprise Linux 4や、Windows Vista、RDBMSの「Microsoft SQL Server 2005」に対応している。また、EMC Avamar Dataを稼働するアプライアンス製品の新機種「Avamar Data Store Gen2」が同時に発表された。新機種では、サーバ・ノード当たりの容量が、従来機種の2倍に拡張された。
仮想テープ・ライブラリの新製品「EMC Disk Library 4000」では、HDDスピンダウン機能が目玉となっている。この機能は、HDDへのアクセスがされていない状態のときには、ドライブの回転数を下げる技術を実装したものだ。EMCによると、従来の7,200rpm(回転数/分)ドライブと比べた場合、電力消費量を約32%削減できるという。EMC Disk Library 4000は、5,500rpmの省電力ドライブに対応しており、HDDスピンダウン機能との組み合わせで、最大約47%の消費電力低減につながる。
また、Donatelli氏は、EMCがハイエンド向けストレージ「EMC Symmetrix」にフラッシュメモリ型ドライブのSSD(Solid State Disk)を対応させたことの利点を強調した。
「駆動部分がないので信頼性が向上するうえ、ストレージの設置面積も縮小できる。将来的には、フラッシュドライブはさらに製造コストの低下が図られ、高速な処理性能を要求されるシステムでの普及が進むだろう。ストレージ分野は今、正に大きな変革期を迎えている」(Donatelli氏)
(大川 淳)
- 関連キーワード
- 米国EMC│EMC World 2008│ストレージ│データ・マネジメント
[米国]【EMC World 2008】EMCのトゥッチ会長「クラウド・コンピューティングが情報の断片化を解消する」

コンシューマー市場とクラウドへの注力で“情報の爆発”に対応
【インタビュー】「ストレージ管理の課題解決のカギは重複除外と仮想化」――ネットアップCTOのポロウスキー氏


社名変更し、ユーザー認知度のさらなる向上も目指す
【解説】高速処理と省電力を共に実現する 新世代ストレージ「SSD」の可能性


ハードディスクに取って代わるか/企業向け製品でも普及が進むか
【解説】ナノテク研究の前線からCPU/HDD/メモリの明日を読む[HDD編]


テラバイト領域に突入したハードディスク――垂直磁気記録方式、TMRヘッド、パターンド・メディア……
SAN環境の統合が“データセンターのグリーン化”に大きく貢献
大容量データ時代の バックアップ新標準「データ・デデュープ」


バックアップ容量を大幅に削減する新技術のメカニズムを知る
エンタープライズ・ストレージの省エネ&省スペース化を実現する最新技術
[国内]EMCジャパン、データ・デデュープ技術採用ソフトなど新バックアップ製品群を発表

処理の大幅な効率化を図る「Avamar」などが目指す “次世代バックアップ”
























