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[米国]
Dell、直営店舗を閉鎖し大手小売店でのPC販売に注力
ライバルのHPに倣い、小売店重視を鮮明に
(2008年01月31日)
米国Dellは1月30日、全米140カ所にある直営店舗をすべて閉鎖すると発表した。PC市場でトップを走る米国Hewlett Packard(HP)の追撃に向け、大手小売店でのPC販売に注力する。
Dellの広報担当者ボブ・カウフマン(Bob Kaufman)氏は、直営の店舗を閉鎖する代わりに、Best BuyやWal-Mart Stores、Staples、Guitar Centerなどの大手小売店を主要チャネルとして、PC販売に力を注ぐ方針を示している。
Kaufman氏によると、すでに店舗閉鎖の準備は整っており、今後数日以内に米国内のすべての店舗が閉鎖されるという。なお、米国外にあるおよそ50の直営店舗は今後も維持される予定だ。
米国のコンサルティング会社Gabriel Consulting Groupのアナリスト、ダン・オールズ(Dan Olds)氏は、今回の措置は理にかなっていると評価する。
「DellがPC市場での劣勢を跳ね返すには、HPなどと同じ販売ルートを早急に確保する必要がある。その点で、Best BuyやStaplesなどの小売パートナーと協力することは、最も手っとり早く、お金のかからない方法だ」(Olds氏)
HPのPC販売チャネル戦略は、成長著しいノートPC分野で特に効果を生んでいる。多くの消費者は製品を実際に見て、触って、動かしてから購入したいと考えており、HPはそれに応えているとOlds氏は言う。
Dellは2002年以降、主にショッピング・センターやモール、空港などで店舗を運営してきた。ここにはDellのスタッフが詰めており、顧客がコンピュータや周辺機器を試用できるよう手助けを行っていた。ただし、店舗では商品を受け取ることはできず、Dellの製造工場から顧客のもとに届けられる仕組みになっていた。
グローバルなPC市場でHPがDellを初めて抜き、出荷台数でトップに立ったのは、2006年の下半期だった。その後もHPはPC出荷台数でDellとの差を保ち続けている。市場調査会社iSuppliによると、昨年第3四半期(7-9月期)の世界PC出荷台数は、HPが1,310万台だったのに対してDellは990万台だった。
iSuppliがこの数字を発表してからおよそ1週間後、DellはデスクトップPCとノートPCをBest Buyの店舗で販売する計画を発表した。Dellは小売大手Wal-Martとも販売契約を締結、その後はStaplesやGuitar Centerとも同様の契約を結ぶなど、大手小売パートナーとの提携を加速させた。
「今回の措置は顧客の要望に応えることが理由だ。コンピュータ、とりわけノートPCを希望する顧客からは、製品を実際に見て、触れるようにしてほしいという声が上がっていた。直営店舗でも製品に触れることはできたが、持ち帰ることはできなかった。これからは、それも可能になる」(Kaufman氏)
Dellでは、140カ所の閉鎖に伴う人員削減の可能性を示唆している。ただ、Kaufman氏は解雇される従業員の人数を明らかにしなかった。
(Sharon Gaudin/Computerworld オンライン米国版)
- 米国Dell
- http://www.dell.com/
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