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[米国]
【今週のウォール街】
グーグルらの四半期決算を株式市場は好感
事前予測を上回る好業績に投資家も安堵
(2008年04月18日)
クレジット市場の混乱やエネルギー・コストの上昇が続く米国では景気後退への懸念が強まっているが、Google、IBM、Intelの2008年1-3月期決算がいずれも好調だったことで、投資家の間では一定の安心感も広がっている。
4月17日に発表されたGoogleの最新の四半期決算は、利益、売上高ともに金融アナリストの事前予測を上回った。純利益は前年同期の10億ドルを大きく超え、13億1,000万ドルに達している。広告手数料を除いた売上高も37億ドルとなり、前年同期の36億1,000万ドルより増加した。
Googleの業績については、PPC(ペイ・パー・クリック)広告料収入の伸びが鈍化しているとの見方も出ていた。しかしGoogleによると、実際のクリック回数は前四半期比で20%、前年同期比で30%も増えたという。
クリックの回数が増えれば増えるほど、高い伸び率を維持するのは難しくなる。だが、Googleの堅調な四半期決算はこうした懸念を和らげるものとなった。決算発表を受け、時間外取引でのGoogleの株価は取引終了後30分で57ドル値上がりし、506ドルを付けた。
Google同様、IBMも投資家の信頼に応えている。IBMが4月16日に発表した好調な四半期決算は、同社の柔軟な製品戦略が世界各地の市場で有効に機能していることを裏付けるものとなった。
IBMの同四半期の純利益は前年同期比26%増の23億2,000万ドルで、こちらも金融アナリストの事前予測を上回った。「このところのドル安が追い風になったうえ、新興市場でインフラストラクチャ製品やサービスに注力する一方、米国ではコスト節減につながる製品に力を入れるという戦略が功を奏した」と、同社CFO(最高財務責任者)のマーク・ロウリッジ(Mark Loughridge)氏は会見で述べている。
今回の好業績を受け、IBMは2008会計年度の1株当たり利益の見通しを、8ドル25セントから8ドル50セントに上方修正した。投資家はこれを好感し、17日の同社株は前日よりも2ドル61セント高い123ドル8セントで取り引きを終えている。
IBMが業績発表を行った前日、Intelもチップ需要の堅調さを物語る四半期決算を発表し、投資家に安心感を与えた。
Intelの第1四半期の純利益はリストラに伴う支出で前年同期よりも12%減少し、14億ドルに落ち込んだ。しかし、売上高が同9%増の96億7,000万ドルと伸び、これを受けて同社は今年の粗利益に関する見通しを上方修正した。
同社CEOのポール・オッテリーニ(Paul Otellini)氏は、グローバルな事業展開が好調な業績を支えたとの見方を示している。同社株の17日の終値は、前日よりも1ドル22セント高い22ドル13セントまで上昇した。
こうした明るいニュースが投資家の不安を和らげるのに一役買っているのは間違いない。しかも、IntelやIBMなどのグローバル企業では、米国の景気後退の影響が予想されたほど大きくないとの見方も一部にはある。
注目の四半期決算は来週も続く。米国経済の今後を占ううえで、目が離せない1週間となるだろう。
(Marc Ferranti/IDG News Serviceニューヨーク支局)
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