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[米国]
グーグルの2Q決算、国際事業の成長で増収増益

売上高は前年同期比39%増。検索市場シェアもますます拡大

(2008年07月18日)

 米国Googleは7月17日、2008会計年度第2四半期決算(4月-6月期)を発表した。景気停滞感が広がるなか、国際事業の成長や全般的なトラフィックの拡大に支えられ、前年同期比で増収増益を達成した。

 Googleの第2四半期のGAAP(一般会計基準)ベースの決算は、売上高が前年同期比39%増の53.7億ドル、純利益が同35%増の12.5億ドル、1株利益が同34%増の3.92ドルとなった。ただし、GAAPに基づかない実質的な1株利益は4.63ドルとなり、米国Thomson Financialが集計した金融アナリストの事前予測4.74ドルを若干下回った。

 全売上高に占める米国外売上高の割合は、第1四半期の51%から52%に上昇した。米国Citigroupのアナリストは最近発表した調査リポートで、Googleのようなネット企業では、国際市場の拡大が業績成長の大きな牽引役となっていると指摘している。

 Googleは第2四半期も競合他社の懸命な追撃をものともせず、引き続き検索市場でシェアを伸ばした。米国Hitwiseの最近のリポートによると、米国におけるGoogleの検索シェアは70%近くにまで上昇しており、その一方で、米国Yahoo!や米国Microsoftなどの検索大手はシェアを落としているという。

 米国景気が停滞するなか、Googleは第2四半期に増収増益を記録したが、同社チーフ・エコノミストのハル・バリアン(Hal Varian)氏は決算発表の電話会見で、長引く景気低迷が業績成長に影響を与えるとは予想していないと述べた。「景気が厳しい時期には人々は財布のひもを締め、多くの場合、オンライン・ショッピングの頻度を増やす」(同氏)

 Varian氏によると、第2四半期には、不動産や自動車、旅行など、景気が悪いと検索件数が減りそうな分野でも、依然として検索件数が増加したという。

 Googleの経営陣は電話会見で、第1四半期に買収を完了した広告サービス会社DoubleClickの統合の進捗に関する詳細を明らかにしなかった。Googleの会長兼CEO、エリック・シュミット(Eric Schmidt)氏は、「Googleは、DoubleClickの技術と自社の技術を統合し、広告主が1つのツールを使って、多くのパブリッシャーのコンテンツに広告を掲載できるようにすることを目指している」と述べ、数カ月以内にこうした仕組みを提供開始できるとの見通しを示した。

 また、携帯電話プラットフォーム「Android」については、同社共同創設者で技術部門担当社長を務めるサーゲイ・ブリン(Sergey Brin)氏が、「われわれは現在も、Android搭載端末が年末までに登場すると見込んでいる」とあいまいな説明を繰り返すにとどまった。

 さらに、Schmidt氏とBrin氏は、「YouTube」や他のサービス、例えば「Google Apps」などの業績に満足していると語った。GoogleはYouTubeを収益化する方法の模索を続けているが、Schmidt氏は、「YouTubeに最適な広告商品はまだ生み出されていないと思う」と述べ、いまだ解決策を見いだせていないことを認めた。

 Brin氏によると、ホスティング型アプリケーション・スイートであるGoogle Appsは、エンタープライズ市場を中心に成長を続けており、現在、約50万人のユーザーがビジネス生産性ツールとして利用しているという。ただし、この数字には、Googleが買収したセキュリティ製品「Postini」を利用する米国General Electric(GE)の社員30万人が含まれている。

 Brin氏は、Google Appsの将来を非常に有望視している。「クラウドはGoogle AppsのようなWebアプリケーションを運用する場所として非常にすぐれており、アップデートや保守などを必要としない簡便さをエンドユーザーに提供できる」と同氏は述べている。

(Nancy Gohring/IDG News Serviceシアトル支局)




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