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【インタビュー】
創業10周年のグーグル、エンタープライズ事業への注力をあらためて明言
「クラウド・コンピューティング・モデルでエンタープライズ市場を変革する」
(2008年09月09日)
――エンタープライズ市場には、MicrosoftやIBM、Cisco Systems、Salesforce.comなど、同分野に長く取り組んできた競合ベンダーが存在する。さらにYahoo!傘下のZimbraや、AdventNetが提供するZohoなども規模は異なるがライバルとなる。これらのベンダーとどのように戦っていくのか。
グロツバック氏:確かにわれわれは同市場で比較的新参だ。しかし、実績あるGoogleのインフラを利用してすばらしい基盤を構築しており、クラウド・コンピューティングの主要な推進企業として10年の歴史を持っている。あなたが挙げたエンタープライズ・ベンダーの多くも、それほど“しにせ”とは言えない。Microsoftも“しにせ”と呼ぶには無理があるだろう。
――Googleはエンタープライズ検索アプライアンスの「Google Mini」やGoogle Search Appliance、無料の「Google Apps Standard Edition」により、SMB(中堅・中小企業)の注目を浴びた。しかし、大規模企業の顧客を獲得するのは難しい。なぜフォーチュン1000社のような大規模企業へのソフトウェア提供にこだわるのか。
グロツバック氏:ここ5年くらいの間にエンタープライズ部門を整備する中で取り組んできたことの1つは、エンタープライズ分野で得た理解とノウハウを、Google文化のDNAとわれわれの問題解決方法に融合することだ。その結果、エンタープライズ部門として、われわれがエンタープライズ技術のあり方を変えつつあることに充実感を持っている。
企業ITの世界では、ITのためのITという自己目的化の弊害が目立つ。それにより、「エンドユーザーが何をしようとしているか」「われわれがどのようなビジネス目標を目指しているか」「ユーザーが仕事を迅速かつ効率的に行えるように、どのように技術を利用して支援できるか」ということを見失いがちだ。誤解のないように断っておくが、これは信頼性やサポートが重要ではないという意味ではない。
例えば、Google Appsやクラウド・コンピューティング・モデルが実現するコラボレーション機能は、人々の仕事のやり方を抜本的に変革する。ユーザーはまったく新しい方法で情報を操作して共同作業を行うことができ、それによるビジネスの能率やコミュニケーション/コラボレーションの効果への影響は莫大だ。
われわれは製品の向上を継続し、最も要求の厳しい企業のニーズに対応していくことを目指す。そのために、われわれのスイートの多数のアプリケーションをカバーするサービスレベル契約を拡充するとともに、IT部門やCIOのニーズに応えてアプリケーションの機能強化に取り組む。実際、Google Appsは登場してから2年に満たないが、目覚しい進歩を遂げていると断言できる。
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