【 ここから本文 】

Googleウォッチ

ソーシャルブックマークに登録 : Yahoo!ブックマークに登録 はてなブックマークに登録 del.icio.usに登録 newsing it!に登録 Buzzurlにブックマーク livedoorクリップに登録 Slashdotにタレコむ イザ!ブックマークに登録 Twitterでつぶやく
print 印刷用ページの表示


Google ウォッチ

【解説】
初のAndroid携帯電話「HTC Dream」に、iPhoneほどのインパクトはなし

「モバイルOSオープン化の推進役だが、他社非互換OSの1つでもある」と専門家

(2008年09月22日)

モバイル・アプリ開発者の願い

 しかしながら、Androidとて相互に互換性のない多数のモバイルOSの1つではある。よって、Androidが正式に登場しても、その対応アプリケーションが一気に出回るとは限らない。

 モバイル・アプリケーションの開発者は当然、Android以外にも、Symbian、Windows Mobile、BlackBerry、LiMo、iPhoneといった既存のモバイルOSに対応したアプリケーションの開発にも関心を持っている。現状、いずれのOSも互換性がないため、対応OSが決まっているモバイル・アプリケーションは、それOS以外のOSが搭載された携帯電話では動作しない。

 だが開発者には、すべてのOSをターゲットにするだけの時間はない。ヒューズ氏は最近のリポートで、「さまざまなOSが使われているのは、それぞれ限られたリソースしか持っていないアプリケーション開発者が、常に膨大にいるということにすぎない」と指摘している。

 「開発者は、最も多くのユーザーが見込めるモバイル・プラットフォームを探している」と、モバイル・アプリケーション開発者のためのコミュニティ、Forum Nokiaでマーケティング・ディレクターを務めるエリック・ジョン(Eric John)氏は最近のインタビューでこう語っている。Nokiaのスマートフォンに搭載されているSymbian OSが、米国でのシェアは小さいものの、現在のところ、携帯電話OS市場で最大のシェアを占めている。

モバイルOSのオープン化という潮流の中で

 2007年11月にその構想が発表されて以降、Androidは、かなりの数の開発者を引きつけてきた。多くの開発者にとっては、Android対応アプリケーションを、Googleが運営するストアで配布できるという点は非常に魅力的に映るかもしれない。今後登場するAndroidアプリケーションの種類や品質は未知数だが、AndroidがオープンなモバイルOSの新顔として要注目なのはやはり事実だ。

米国Motorolaがまもなく世界発売する多機能携帯電話機「ROKR EM30」は、LiMo Foundationが策定したLinuxベースのモバイルOSを採用している

 Symbianは先ごろ、同社のOSをオープンソース化すると発表しており、LiMo FoundationもLinuxベースのオープンなモバイルOSプラットフォームを開発済みだ。LiMo Foundationのグローバル・マーケティング・ディレクター、アンドルー・シキアー(Andrew Shikiar)氏は、「現在のオープン志向の流れは否定できない」と話す。確かにそうかもしれないが、Microsoftや欧米のスマートフォン市場で大きなシェアを持つカナダのResearch In Motion(RIM)、Appleの製品を含むすべてのプラットフォームがオープン化することはありそうもない。

 In-Statのヒューズ氏は次のように述べている。「すべては相対的なものでしかない。皮肉な見方をすれば、オープン化の動きは、根本的な変化というよりも、ライバルとの立場の違いを強みとして訴えるマーケティング戦術と言えるだろう」。米国携帯業界のこれまでの歴史から見て業界は以前よりはオープンになるだろうが、一部の人が考えるようなオープン化の理想的なあり方は決して実現しない、というのがヒューズ氏の見方だ。

 最後に、Androidが一部の開発者から批判を浴びていることも付け加えておきたい。Androidソフトウェア開発キット(SDK)の更新計画について、Googleが十分積極的な情報提供を行っていない、というのが彼らの言い分だ。また、Googleが最近、Androidアプリケーションのコンテスト受賞者50人にだけAndroidの最新版を提供し、他の開発者がバグの多い旧版を使っているのをその時点では放置したことで憤慨した開発者もいる。

(Computerworld.jp)


前のページへ < 12| 



関連記事

▲ページの先頭へ戻る


注目のホワイトペーパー

ベライゾン ビジネス

“2億8,500万件”の漏洩データが物語るセキュリティ侵害の現在

低コスト/高セキュリティを実現するための「5つのポイント」


キーパーソン

政府保有の無線周波数帯を民間企業に開放せよ――グーグル創業者のペイジ氏

大統領選前の開放を迫る。開放慎重派は氏の見解に反論

「OHAへの共通理解があるから、技術的な細分化は生じない」――グーグルのAndroid担当者

「OHA各社独自のアプリケーションや機能の乱立」という懸念に答える

次世代の検索技術においても“主役の座”は渡さない

グーグル幹部、ビデオ/セマンティック/ユニバーサル検索の現状と問題点を語る

グーグル幹部、R&Dセンターの国際展開構想を語る

「グーグルは、R&Dもグローバルに考える」

「ニュースの収集・インデックス化は公正利用の範囲内」

グーグル幹部が語るGoogle Newsのポリシー

グーグル幹部、エンタープライズ分野への意気込みを語る

「ITマネジャーやCIOにも十分食い込める」

「auとの提携で何を目指すのか」

グーグルのモバイル担当責任者に聞く

「検索は引き続き事業の中核」

グーグルCEOのシュミット氏が強調

キャッチアップ

アプリ開発者がグーグルに突きつけた「Google App Engine」への要望と期待

注目のクラウド開発環境に対する“熱き思い”にグーグルはどう応えるのか

「Gmail障害」の対処に奔走するグーグル――なお残る不透明感

可用性への懸念高まるなか、Google Appsは引き続き企業に受け入れられるか

グーグル、豪華な福利厚生の大半を廃止へ――同社を去る従業員が増加

厚遇を当然と考える従業員の“あつかましさ”に対する経営陣の結論

「Gmail」が2週間で3回のサーバ・エラーに見舞われる

度重なる「502 Server Error」に、ユーザーから不満噴出

「Google Gadgetsを悪用すれば、マルウェアを強制インストールできる」――専門家が警鐘

パスワードの盗難や検索履歴が読み取られるおそれも

グーグルが「Google Search Appliance」を強化、検索文書数を1,000万に拡張

検索結果の制御もより細分化

グーグル、Wikipedia対抗の知識共有サイト「Knol」を一般公開

記事投稿は実名で。読者はコメントやレビューを記入可能

グーグル、プライバシー擁護団体の要請に対応――ホームページの「総ワード数」を変えずにリンクを追加

SEO専門家を悩ませるトップ検索エンジンの謎

“Microhoogle熱”の終焉――ヤフー争奪戦の成れの果て

イノベーション創出のため、Web 2.0を製品戦略に取り入れるベンダー各社

Google Miniが機能強化、文書の重み付けなどが可能に

「検索市場で勝ち続けるというグーグルの意欲の表れ」とアナリスト

エンタープライズ検索テクノロジーの「着眼点」

企業ITインフラ上での位置づけを押さえ、導入に備えよう

エンタープライズGoogle「期待の声」と「死角」

Web検索エンジンの覇者、“ファイアウォールの内側”に挑む

トレンド・ウォッチ

創業10周年のグーグル、エンタープライズ事業への注力をあらためて明言

「クラウド・コンピューティング・モデルでエンタープライズ市場を変革する」(2008年09月09日)

グーグル、「Google Apps」の機能拡充を表明――ただし詳細は語らず

サービス拡充に伴う料金引き上げはないもよう(2008年08月06日)

グーグル、Web上のユニークURL数が1兆を突破したと報告

「世界中の全データをインデックス化するのが目標」――原点の検索エンジンに注力(2008年07月28日)

マイクロソフト、ヤフーとグーグルの提携を「反競争的行為」と批判

「提携は市場競争の後退招く」と反トラスト法小委員会へ訴え(2008年07月16日)

開発者ブログで明かされた、ノキア製デバイスに「Android」を搭載する“ワザ”

開発者らは「Androidの実用化に大きく貢献した」と評価(2008年07月08日)

グーグル vs. ルイ・ヴィトン、AdWordsを巡る商標権侵害裁判は欧州裁判所へ

各種データをローカルDBに保存(2008年06月05日)

グーグルがカスタム検索サービスを強化、名称も「Site Search」に変更

検索オプションや詳細インデックス機能を改良(2008年06月04日)

グーグル、Android搭載携帯電話のデモを披露――お手本はiPhone?

「iPhoneのようにすぐれたWebブラウザ機能を組み込むことが目標」(2008年05月29日)

グーグル、健康記録管理サービス「Google Health」の一般提供を開始

患者がみずからの記録をオンラインで一括管理可能に(2008年05月20日)

グーグル、Webサイトにソーシャル機能を追加する「Friend Connect」を発表

OpenSocialの採用によりSNS間のデータ・ポータビリティに対応(2007年04月17日)

グーグル、企業向けWebセキュリティ・ホスティング・サービスを発表

Google Appsの1サービスとして、年額36ドルから提供(2008年05月09日)

「ベライゾンを信用するな」――グーグル、無線700MHz帯でFCCに申し立て

オープン・アクセス条項を順守するようベライゾンへの“指導”を要請(2008年05月07日)

グーグル、モバイル・バナー広告市場に参入

バナーのクリック数に応じた広告料設定でライバルより優位に(2008年04月24日)

世界の企業ブランド・ランキング、グーグルが3年連続で首位を堅持

マイクロソフトは3位、ヤフーはトップ10圏外(2008年04月22日)

グーグルのWebアプリ、XSS攻撃のターゲットに

サイト管理者によるコンテンツ情報の提供を容易に(2008年04月17日)

グーグル、Web解析ソフト新版「Urchin 6」をようやく出荷――予定より3年半の遅れ

扱いに困窮? ユーザーには「Google Analytics」のほうを推奨(2008年04月17日)

セールスフォース、SalesforceにGoogle Appsを統合

Salesforce上でGmailなどがシームレスに利用可能に(2008年04月14日)

グーグル、ラジオ広告事業の強化に向け「Google Radio Automation」を発表へ

ラジオ局業務の自動化ソフトを機能拡張(2008年04月14日)

グーグル、クラウド開発ツール「Google App Engine」をリリース

購入情報を保存・管理し、電子商取引を効率化(2008年04月09日)

Weekly Ranking

集計期間:02/03〜02/09




Computerworld Global
米国
英国
中国
ドイツ
オーストラリア
シンガポール
その他の国