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[フランス]
フランス下院、新著作権法「DADVSI」の最終法案をまとめて採決へ
(2006年03月17日)
フランス下院議会は3月17日、著作権で保護されたデジタル著作物の使用を制限する新しい著作権法案「情報化社会における著作権および著作隣接権(DADVSI)」に関する修正案の審議を完了し、最終法案を決定したと発表した。これを受けて、オープンソース・ソフトウェア擁護派が事実上の勝利宣言を発した一方、ピア・ツー・ピア(P2P)ファイル交換ソフトウェアの使用を「非合法」とする条項が盛り込まれた点について一部のグループからは不満の声が上がった。
オープンソース支持派のロビイストによると、最終法案では、プロプライエタリなシステムとオープンソース・システムとの相互運用性を確保するためのDRM(デジタル著作権管理)システムをプログラマーが迂回できる権利が保持されたという。旧来の草案では、そうした迂回行為には最大3年の禁固や最大30万ユーロの罰金を科すとしていた。
一方、フランスのインターネット・ユーザー協会「Ligue ODEBI」は、P2Pソフトウェアの開発・配布・使用をいかなる理由でも違法とする条項が最終法案に含まれた点を問題視し、同法案は「抑圧的」と声明している。なお、最終案では、不正なファイルがやり取りされていることが判明した場合、ダウンロードしたファイル当たり38ユーロ、ならびに、アップロードしたファイル当たり150ユーロの罰金を科すとしている。
ほかにも最終法案には、DRMの開発元に対して競合システムとの互換性を持たせるために必要な情報を開示することを義務づける規定が含まれた。一部の業界関係者は、この情報開示義務条項を、アップルコンピュータのオンライン音楽ストア「iTunes Music Store」を標的にしたものととらえている。
DADVSIは3月21日に下院で採決が行われる予定となっている。フランス政府は同法案の早期立法化を目指しており、21日に下院で同法案が可決されると、通常行われる第三・第四読会の審議過程を省略し、上院の最終読会に送られて審議されることになっている。
(IDG News Service パリ支局)
- Ligue ODEBI
- http://www.odebi.org/































