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[米国]
デル、今後提供のPC製品はGoogleツールをデフォルト設定に
(2006年05月26日)
米国デルは5月25日、今後提供するPC製品について、マイクロソフトではなくグーグルのホームページや検索ツールをデフォルト設定にすることを明らかにした。この事実はグーグルも認めている。
デル広報のジェス・ブラックバーン氏によると、同社は全世界で一般消費者や中小企業向けに出荷するデスクトップ型PCおよびノート型PCに、グーグルの検索エンジンやホームページへのリンクをデフォルト設定にするとともに、「Google Desktop Search」、「Google Toolbar」なども工場出荷時にインストールするという。
また、一部の企業向けシステムにも、買い手が独自の企業ソフトウェア・ツールを指定しないかぎり、それらをインストールするという。デルはこの新設定の製品の出荷を5月末までに開始する予定だ。
「当社とグーグルは、グーグルの検索およびオーガナイズ機能を当社のシステムに組み込むことで合意に達した。ただし、ユーザーが別の検索ツールの使用を選択することは可能だ」(ブラックバーン氏)
グーグルのCEOであるエリック・シュミット氏も25日、ゴールドマン・サックス・グループ主催の「Goldman Sachs Sixth Annual Internet Conference」(2006年5月25〜26日)で、そうした合意の事実を認めた。
「デルはこうした取り組みのパイオニアだ。Windowsプラットフォームに不足している部分を補って完全にするために他のパートナーと協力するという取り組みだ。Windowsにはいくつかの機能が欠けており、デルはそれらを追加する方法を見出した」とシュミット氏は、Webキャストされた同イベントのセッションの1つで強調した。
デルの新しいPCにはマイクロソフト版のツールもインストールされるが、ユーザーがデフォルト設定を変更しないかぎり、自動起動しないという。
さらにデルは、顧客の要件に基づいて、オフィス・ツールやインターネット接続ツール、セキュリティ・ツールなどのソフトウェアのプリインストールも行う。
デルはグーグルとの合意の詳しい条件は公表していない。すでに2月から、両社のこうした提携はうわさされていた。
このニュースは、マイクロソフトにとって打撃となるかのように見える。だが、業界アナリストであるエンダール・グループのロブ・エンダール氏によると、逆にこうした動きが、欧州連合(US)の競争法違反裁定に異議を唱えるマイクロソフトにとって、短期的にはプラスに働く可能性もあるという。
ただし、PCのデスクトップは、広告収入を得るためにPCユーザーを自社のインターネット・ベース・サービスに誘導したいグーグル、ヤフー、イーベイなどの戦場と化しつつあり、そうした露出度を高めようとする戦いの激化に「マイクロソフトも対応しなければならなくなる」とエンダール氏は指摘している。
(ベン・エームズ/IDG News Service ボストン支局)
- 米国デル
- http://www.dell.com/
- 米国グーグル
- http://www.google.com/































