【 ここから本文 】
Googleウォッチ
ソーシャルブックマークに登録 :
印刷用ページの表示
[米国]
2006年4月の検索サイトはGoogleが首位──インターネット・ユーザーの半数が利用
(2006年05月29日)
米国の調査会社ニールセン/ネットレーティングスは先ごろ、米国の検索サイトの利用動向に関する調査結果を発表した。それによると、2006年4月に米国で最も多く利用された検索サイトは「Google」だった。同月米国では、53億件の検索が行われており、そのうちの50%がGoogleで実行されたことになる。
| 2006年4月の検索市場シェア(米国ニールセン/ネットレーティングス調べ) |
同調査によると、米国グーグルの市場シェアは前年の47%から3%上昇したのに対し、2位の米国ヤフーは前年と変わらず22%、米国マイクロソフトのMSNは前年の12%から11%に下がったという。
グーグル優位の傾向は、デルが5月25日に発表した内容からもうかがえる。デルは今後提供するPCについて、マイクロソフトではなく、グーグルのホームページやデスクトップ検索ツールをデフォルト設定にすることを明らかにしている(関連記事)。
ニールセン/ネットレーティングスの検索業界ソリューション担当バイスプレジデント、マイケル・レンツ氏は、グーグルが首位の座を長期にわたって守り続けるのは難しいとの見方を示している。しかし、グーグルは顧客をつなぎ止めるために、今後も新機能の追加や機能強化などの取り組みを継続していく計画だ。
この1年間でGoogle、Yahoo!、MSNは、いずれも毎月の検索件数を大幅に増やすことに成功した。2005年4月時点で19億件だったグーグルの検索件数は、2006年4月に前年同期比34%増の26億件に達した。一方、ヤフーは前年の9億1,900万件から27%増の11億件、MSNは5億1,500万件から10%増の5億7,000万件となった。
これらの数字は各社の売上げに直結している。というのも、トラフィックが増えると検索サイトにおける広告の表示も増えるため、より高い広告料を請求できるようになるからだ。
したがって、グーグルは今、オンライン広告事業で最も有利な立場にあると言える。今年4月にグーグルの検索サイトに入力されたショッピング関係用語の上位には、米国小売業界大手のホームデポやウォルマート、ターゲット、シアーズ、ベスト・バイなどが名を連ねていた。もっとも、依然としてインターネットを支配しているのは純粋なエンターテインメントであり、今年4月に最も多く検索されたキーワードの中には、Nick Lachey、Denise Richards、Miss USA、Cindo de Mayo、Bettie Pageなどが入っていた。
ただし、米国ガートナーのアナリスト、アレン・ウェイナー氏は、2006年下半期にそうした状況が変化する可能性もあると指摘する。同氏によると、検索プロバイダー各社は、アルゴリズムとページ・ランキングをベースにした「ストレート検索」から、人の知識や人々の好みを取り入れた「ソーシャル検索」に移行しつつあるという。
この分野で最も進んでいるのは、すでに「Yahoo! Answers」サイトを運営しているヤフーであり、「Google Co-op」サイトが依然準備段階にとどまっているグーグルは後れを取っている。ウェイナー氏によると、ヤフーは、米国外のWebサイトでグーグル以上に存在感を高めており、全世界におけるトラフィックでも優位に立っているという。
一方、グーグルは、数的優位に頼ることで現在の地位を維持しようとしている。ウェイナー氏は、「これら3社の検索プロバイダーは、かつての3大テレビ・ネットワークのようだ。実績を積んだ有力な競争相手がほかに現れるまで、3社が市場をリードするだろう」と分析している。
(ベン・エームズ/IDG News Service ボストン支局)
- 米国グーグル
- http://www.google.com/
- 米国ヤフー
- http://www.yahoo.com/
- 米国マイクロソフトの「MSN」サイト
- http://www.msn.com/































