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[シンガポール]
「検索戦争は始まったばかり」──ヤフー幹部がグーグルに挑戦状
ソーシャル・サーチで巻き返しを図る
(2006年06月22日)
「グーグルは、今インターネット検索市場で首位にあるかもしれないが、この重要分野の覇権をかけた戦いはまだ始まったばかりだ」──。米国ヤフーの製品戦略担当副社長ブラッドリー・ホロビッツ氏は6月21日、シンガポールで開催中の「Communic Asia 2006」(6月20〜22日)で明言した。同氏は、「当社は持久戦に向けて3歩前進した」と述べている。
ニールセン・ネットレイティングスの最新調査によると、Googleは米国の検索エンジン市場でトップの座に君臨しており、今年5月にはインターネット検索の49%を処理し、検索数は前年同期で32%増加した。
しかし、ニールセン・ネットレイティングスは、ヤフーとマイクロソフトも検索数を伸ばしつつあると報告している。Yahooは5月、インターネット検索の23%を処理し、応答したクエリ数は前年から34%増加した。また、3位のマイクロソフトの「MSN Search」は5月、インターネット検索の11%を処理し、処理クエリ数は42%増と大きな伸びを記録している。
将来どの会社がインターネット検索で首位に立つかは、どのような革新的な検索技術を提供できるかにかかっている。最も優れた検索結果を返すことが、トップに躍進するための重要な要素となる。
現在の検索技術のほとんどは、グーグルが先行して提供してきた。そうした技術は、Webページをランクづけする方法に基礎を置いている。この方法では、さまざまなサイト間のリンクを検証し、目的の検索クエリに対してどれが最も関連しているかを決定する。
この方法について、ホロヴィッツ氏は、「関連づけとランクづけを切り離していくら検証してみても、そのページの状況を十分に理解することはできない。原点に戻って、どこがどこにつながっているかリンク構造の検証方法を見直す必要がある」と指摘する。
同氏によると、検索技術を進化させて、食事する場所や買うものなど、個人的なクエリをより有効に処理できるようにする必要があるという。ヤフーでは、こうしたクエリ処理のことを、ユーザーをあるWebサイトから別のWebサイトへと連れて行く「ナビゲーショナル・クエリ」に対して「トランザクショナル・クエリ」と呼んでいる。
同社は現在、トランザクショナル・クエリに結果を返すために、ユーザーの意見を反映させるソーシャル・サーチという手法に命運を賭けている。
これは、「Yahoo Mail」「Yahoo Messenger」、写真共有サイトの「Flickr」、ソーシャル・ブックマーキング・サイト「Del.icio.us」など、さまざまなサービスを利用する数百万の登録ユーザーを抱えるヤフーにとってきわめて有効な手法となる。同社では、これらのユーザーと、彼らの信頼ある連絡先のネットワークを活用して、個人的なクエリに対してより的確な回答を返したいと考えている。
「人間の専門的な知識を必要とするものなら何であれ、隣人や友だち、先輩など、信頼できるさまざまな人々の意見を聞いてみることが重要だ。それが真の機会になる」(ホロヴィッツ氏)
(サムナー・レモン/IDG News Service 北京支局)
- 米国ヤフー
- http://www.yahoo.com/































