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[米国]
「クリック詐欺の件数は誇張されている」──グーグルが報告書
(2006年08月09日)
米国グーグルは8月8日、クリック詐欺の発生率は一部のクリック監査会社による見積もりほど高くないとする調査報告書を発表した。17ページで構成されるこの報告書は、グーグルのエンジニアらが作成したもの。それによると、クリック詐欺の測定に一般的に用いられている方法には欠陥が存在するものもあるという。
クリック詐欺の監査方法について、グーグルのエンジニアらが発見した最も深刻な問題点は「擬似クリック」と呼ばれるもの。実際にはクリックされていない場合でも、グーグル広告がクリックされたかのようにカウントされるというものだ。
クリック詐欺とは、ペイ・パー・クリック広告を不正にクリックし、広告主に必要以上の広告費を払わせるというもの。例えば、ライバル会社の広告をクリックして、その会社の広告費を不当につり上げたり、サイト発行者が自身のサイトの広告をクリックして手数料を稼いだりといったケースがある。いずれのケースでも、広告主は自社の利益につながらないクリックに対して料金を支払らわされることになる。
クリック詐欺は、検索広告業界にとって重大な問題だ。特に、ほぼすべての売上げをペイ・パー・クリック広告に依存しているグーグルにとっては深刻だ。グーグルは最近、クリック詐欺による損害を主張する広告主により起こされた集団訴訟で9,000万ドルの支払いで和解したが、一部の原告はこの和解案を不服とし、グーグルを再提訴している。
擬似クリックは、広告主のサイトでWebページが再読み込みされた場合にグーグル広告が複数回クリックされたとカウントされるといった原因で発生するとされており、Webページの再読み込みはさまざまな理由で行われる。
例えば、ユーザーが広告主のWebサイトの下層ページまで閲覧したあと、「戻る」ボタンを何回かクリックして最初のページに戻ろうとする場合や、最初のページで「再読み込み」ボタンをクリックする場合、あるいは、ブラウザで新規ウィンドウを開いた結果として最初のページが再度読み込まれる場合などが考えられる。
グーグルはクリック監査会社と緊密に連携し、より正確な実態の把握に努めたい考えという。
(ホアン・カルロス・ペレス/IDG News Service マイアミ支局)
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