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[米国]
インテュイット、会計パッケージにグーグルのサービスを統合
(2006年09月14日)
米国インテュイットは、同社の会計ソフトウェア「QuickBooks 2007」とグーグルのさまざまな検索/マーケティング・サービスを連携させ、小規模なユーザー企業のオンライン上の販促活動を支援していくことを明らかにした。
グーグルとインテュイットは13日、今年第4四半期にリリースされる「QuickBooks 2007」にグーグルの広告プログラム「AdWords」、地図検索サービス「Maps」、情報登録サービス「Base」へのショートカットとリンクを組み込むと発表した。
グーグルとインテュイットのCEOは電話会見で、今回発表したサービス以外にも統合の可能性があり、提携範囲はさらに拡大する見通しだと語った。
例えば、インテュイットの「Quicken」アプリケーション・ファミリは、今回の契約には含まれていないが、将来盛り込まれる可能性がある。また、グーグルのオンライン支払いサービス「Checkout」やアフィリエート広告ネットワーク「AdSense」などの統合も検討されているという。
インテュイットの社長兼CEOであるスティーブ・ベネット氏は、「両社はまだ動き始めたばかりだ」とし、グーグルのCEO、リック・シュミット氏も、今回の契約を出発点として、両社のつながりは深まるだろうと述べた。
QuickBooksのアクティブ・ユーザーはおよそ370万に上っており、グーグルは今回の提携によって小規模企業との間に太いパイプを構築できると期待している。さらに、パーソナル・ファイナンス機能を持つQuickenが契約に加われば、グーグルは、同ソフトウェアを使用する200万社以上の企業とつながりを持てる可能性がある。
一方、インテュイットでは、グーグルのサービスがQuickBooks 2007の需要を押し上げると期待している。グーグルとインテュイットは、提携に基づくビジネスによって得られた利益を共有する予定だ。
QuickBooks 2007のユーザーは、50ドルでAdwordsに広告を登録できる。AdWordsは、グーグルのペイ・パー・クリック方式の大型広告プログラムで、グーグルの売上げの大部分を生み出している。
AdWordsとの統合では、ユーザー情報を事前入力し、再入力を不要にしたほか、QuickBooksインタフェースからAdWordsを設定および管理する機能も搭載される。
一方、QuickBooks 2007は、ユーザーが地図上にビジネス情報を登録できるGoogle Mapと連携する。Google Mapへの登録は無料だ。
グーグルは、Webサイトを持たない企業向けに基本的な連絡先情報や企業情報を掲載するWebページのセットアップおよびホスティング・サービスも提供する。ただし、グーグルの広報担当者によると、QuickBooks 2007のユーザーでなければ、無料でMapsに登録してWebページを持つことはできないという。
さらにQuickBooks 2007では、インテュイットが買収したステップアップ・コマースの技術を利用して、登録情報をGoogle Baseにフィードするプロセスが自動化される予定だ。初期ベータ期間中は無料で自動フィードされる。
QuickBooks 2007には、PCのハードディスクをインデックス付けし、検索するGoogle Desktopアプリケーションも組み込まれる。Google Desktopは、だれでも無料で利用できるが、インテュイットのパッケージ版は、通常のGoogle DesktopよりもQuickBooks 2007との連携がより緊密化されるという。グーグルの各種製品およびサービスは、さまざまなバージョンのQuickBooks 2007に搭載される予定だ。
グーグルは最近、サードパーティ製のアプリケーションやハードウェアに自社の製品やサービスをバンドルまたは統合しようとする動きを見せている。
グーグルとマイクロソフトがお互いの中核市場に積極的に進出し、広範かつ熾烈な戦いを繰り広げるなか、グーグルとインテュイットは新たな戦線に踏み出すことになる。
Web検索のリーダーであるグーグルは、マイクロソフトの中核市場であるオフィス生産性ソフトウェアとWebポータル・サービスへの進出を進めており、一方のマイクロソフトは、グーグルのWeb検索の牙城を切り崩そうとしている。
マイクロソフトは、小規模企業向け会計ソフトウェア市場でインテュイットのライバルでもある。
(ホアン・カルロス・ペレス/IDG News Service マイアミ支局)































