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[米国]
米国内務省の内部監査で職員の不適切なサイト利用が発覚
(2006年10月06日)
米国の天然資源保護を主に管轄する米国内務省(DOI)の職員が、アダルト・サイトや賭博サイトを長時間閲覧していたうえ、ショッピングやオンライン・ゲームのサイトでもさらに多くの時間を費やしていたことが、同省監察総監室(OIG:Office of Inspector General)が10月4日に発表した報告書で明らかになった。
同報告書によると、職員がこれらの業務に無関係なサイトで時間を費やすことにより、DOIでは1年間に推計10万4,221時間に上る生産性の損失が発生したという。これは金額に換算すると年間200万ドルを超える額となる。
監察官が、DOIの1週間分のコンピュータ利用ログを検査したところ、4,700件を超えるアダルト・サイトや賭博サイトへのアクセスが記録されていた。オンライン・ゲームおよびオークション・サイトに関してはもっとひどい状況で、これらにアクセスした職員は7,763人に上り、アクセス記録は100万件以上となっていたという。DOIの監察総監アール・デバニー氏は報告書の中で、インターネット利用の管理に一貫性がないため、これら不適切なサイトに職員が後を絶たないと指摘した。
Webセキュリティ会社フィンジャンのCTO(最高技術責任者)、ユーバル・ベンイツハク氏によると、ポルノ・サイトや賭博サイトを閲覧する行為は、時間の無駄であるばかりでなく、ウイルスやキー・ロガーなど悪意のあるプログラムにDOIのコンピュータをさらしてしまう危険も招くと警告する。「これらのサイトが、クラッカーが悪意のあるコードをばらまくための代表的な手段になっている」(ベンイツハク氏)
DOIの広報担当者からこの報告書に関するコメントは得られていない。先週DOIはすべての職員にメモを送り、インターネット利用ポリシーの順守を改めて呼びかけている。報告書によると、DOIでは、アダルト・サイトや賭博サイトへのアクセスへのアクセスは、DOIのインターネット利用ポリシーで禁止されているが、オンライン・オークションやゲーム・サイトに関してはアクセスを明確に禁じていないという。
報告書には、ある職員のコンピュータが、2つのインターネット・ゲーム・サイトに1週間で14時間近くアクセスしていたと書かれている。また、別のコンピュータは1つのオンライン・ゲーム・サイトにおよそ12時間、さらに別のコンピュータも1つのゲーム・サイトに10時間近くアクセスしていたという。
さらに報告書では、DOIでは、職員のコンピュータから児童ポルノ写真が発見されるという事例が最近になって3件発覚したにもかかわらず、インターネット利用を監視し、不適切なアクセスをブロックする全システム規模のインフラが導入されていない点が指摘されている。同省では、6つある局のうち4つの局で監視/フィルタリング・ツールが運用されているが、「利用の程度は異なっており、成果は限られている」という。
1999年以降、DOIでインターネットの不適切な利用を理由に職員が懲戒処分を受けた例は177件しかないという。この件について報告書では、「職員が不適切なサイトを利用していたことを示す膨大な数のアクセス・ログに比べ、これまでに下された懲戒処分の件数が極めて少ないという事実は、職員たちの責任がきちんと問われてこなかったということを示唆している」との指摘がなされている。
監察官はDOIに対し、懲戒処分をこれまでよりも厳格に適用するなど、不適切なインターネット利用に対処するための統一的なアプローチを策定するよう勧告している。
(グラント・グロス/IDG News Serviceワシントン支局)
- 米国内務省(DOI)
- http://www.doi.gov/































