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[米国]
グーグルがジョットスポットを買収──JotSpotは無料に
(2006年11月01日)
| 「JotSpot」のトップ画面 |
米国グーグルがまた1つ、自社に欠けていたピースを埋めた。このピースとは、Webサイト同士のコラボレーションを実現するWiki技術である。検索エンジンを取り巻く事業のさらなる発展を目指し、グーグルは米国ジョットスポットを買収することで同技術を手に入れた。
グーグルは10月初旬、オンラインで使用できるワープロ・ソフトと表計算アプリケーションを検索エンジンのユーザーに提供すると発表した。また、同社はブログ・サービスもすでに展開している。しかし、Webベースのコラボレーションに対応するツールは投入していなかった。
ジョットスポットの共同設立者でCEOのジョー・クラウス氏は、10月31日付けの自社ブログの中で、「今回の買収によってグーグルはこの穴を埋めることができた」と述べている。また、「グーグルの傘下に入れば、膨大な数のユーザー、ワールド・クラスのデータセンター、きわめて優秀なスタッフで構成されるチームなど、グーグルのような規模の企業だけが提供できるリソースにアクセスできる」と、ジョットスポットにとっても今回の買収は大きなメリットにつながるとの認識を示した。
ただ、同氏は買収契約の条件を明らかにしておらず、グーグルからもコメントは得られなかった。
クラウス氏とそのパートナーであるグラハム・スペンサー氏は、今から3年前にジョットスポットを設立し、自社技術の優秀さをアピールすることで多くの顧客を獲得した。同社の顧客には、米国イーベイやインテル、シマンテックといった有名企業も含まれている。
一般に、Wikiとは、Webブラウザ・ベースのユーザー・インタフェースを用いて自由に閲覧および変更できるWebサイトを指す。このWikiサイトの基盤となるのが、ジョットスポットの「JotSpot」のようなWikiアプリケーション・ホスティング・プラットフォームだ。例えばイーベイは、JotSpotを用いることで、同社のWikiサイトでWebサイトのポリシーやツールの販売、専門サイトなどのトピックスに関する記事をユーザーが共有できるようにしている。
クラウス氏は、今後の計画について口を閉ざしている。だが、グーグルによるジョットスポットの買収がもたらした変化が2つある。
1つはJotSpotが無料で使えるようになることだ。これは、JotSpotの既存ユーザーを維持しつつ、新規のユーザーを素早く獲得することがねらいだと考えられる。
そしてもう1つは、Wikiサーバの提供をグーグルが打ち切ったことだ。Wikiサーバは、ファイアウォール内にあるコンピュータでWikiアプリケーションをホスティングするために使用されることが多く、比較的規模の大きい企業向けだ。一方、個人や小規模企業の場合は、通常はJotSpotを使ってWebページのホスティングを行っている。
(ベン・エームズ/IDG News Serviceボストン支局)
- 米国グーグル
- http://www.google.com/
- 米国ジョットスポット
- http://www.jot.com/































