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[米国]
デル、データセンター向けの低消費電力サーバを発表
(2006年12月05日)
米国デルは12月4日、エネルギー効率の高いPowerEdgeサーバを発表した。消費電力増に悩まされるデータセンター向けとして、ワット当たりのパフォーマンスを向上させているのが特徴だ。
今回発表された「PowerEdge Energy Smart 1950」と「同2950」は、標準モデルの1950と2950に比べ、1ワット当たりのパフォーマンスが25%向上しているとデルでは説明する。同社は9月にもエネルギー効率の高い企業向けデスクトップPC(Enegy Smart OptiPlex)を発表しており、今回の発表はそれに続くものだ。
| 「PowerEdge Energy Smart 2950」 |
PowerEdge Energy Smartサーバに搭載されたプロセッサの消費電力は40ワットに抑えられている。ちなみに、標準的なサーバで使用されているプロセッサでは65〜80ワットだ。また、ハードディスクについても、標準的なサーバで使われている3.5インチのディスクではなく、2.5インチのものだ。さらに、再設計された電力供給機能と冷却ファン、コンピューティング需要の変化に応じてサーバのパワーを上下させるソフトウェアも搭載されている。
| 「PowerEdge Energy Smart 1950」 |
デルのPowerEdge担当ディレクター、ジェイ・パーカー氏は、消費電力を抑えることでパフォーマンスが容認できないレベルまで低下する可能性があるとしながらも、エネルギー効率を重視する顧客には受け入れられると自信を見せる。
「この製品に関心を持ち、将来移行を図ると予想される当社の顧客は全体の10〜20%程度だろう。残りは、構成可能な余地の大きい製品を求めているか、あるいは電力効率が最優先課題になっていない顧客だ」(パーカー氏)
現在ではデル以外のハードウェア・ベンダーも、データセンターの電力消費を減らしたいという顧客の要望に対応するため、エネルギー節減問題への取り組みを強化している。サーバに電力を供給し、空調装置を使って冷却するのに要する運用コストは、データセンターのマネジャーにとって、サーバ自体の価格よりも重大な関心事になりつつあるからだ。
米国ヒューレット・パッカード(HP)が11月28日に発表した「Dynamic Smart Cooling」は、そうしたニーズにこたえるために開発されたデータセンター向けの冷却技術である。その特徴は、サーバのラックに取り付けられた熱センサが制御パネルに信号を送り、空調を調整するようになっている点だ。
しかし、デルのパーカー氏は、HPのこの技術について、エネルギー問題に直接対処するものではないと指摘し、サーバのエネルギー効率を高めるという自社のアプローチとの違いを強調する。
「データセンターの他のインフラストラクチャ部分に大きな波及効果をもたらすため、サーバを最適化する必要がある。(HPの技術は)サーバ自体の問題に対処するという、明らかに必要な最初のステップを無視しているように見える」(パーカー氏)
PowerEdge Energy Smart 1950の価格は2,449ドル以上で、標準の1950モデルよりも100ドル高い。また、同2950は2,619ドルからとなっている。
(ロバート・マリンズ/IDG News Service サンフランシスコ支局)
- 米国デル
- http://www.dell.com/
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