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[米国]
グーグル、特許検索サービスのベータ版を提供──700万件が検索対象に
(2006年12月15日)
新しい検索サービスを次々と世に送り出す米国グーグルが、今度は特許検索にも手を伸ばした。同社は12月14日、米国登録の特許情報を検索できる「Google Patent Search」ベータ版の提供を開始した。
| 特許検索サービスのトップ・ページには、アクセスするたびに5つの特許がランダムに表示される |
Google Patent Searchは、1790年以降の米国内の特許700万件以上を対象にした検索サービス。検索条件として、キーワード、特許番号、発明者、出願日などを指定することができる。
検索結果は、オリジナルの特許をスキャンした「イメージ」として表示される。イメージで表示されたドキュメントは、拡大させたりスクロールしたりして閲覧できる。イメージの表示には、同社の書籍検索サービスである「Google Book Search」と同様の技術が使用されている。
グーグルによると、今後は検索結果の保存や印刷機能のほか、既存のWeb検索サービスでサポートしているページ・ランク機能を提供する予定だという。現在は米国特許のみを対象としているが、将来的にはマルチ言語と世界各国の特許を対象にするとしている。
実は、特許検索サービスを提供するのはグーグルが最初ではない。米国特許商標庁(USPTO)でも、独自の特許検索サービスを提供し、だれでも特許書類を閲覧できるようにしている。しかし、過去にノキアで製品開発に携わり、現在はフリーの発明家として活躍するマイク・オバリー氏は、グーグルが提供する検索サービスのほうが圧倒的に使いやすいと評価する。
「過去の特許を検索する際、いちばん重要なのは、目的の特許を探し出すまでのプロセスだ。USPTOの場合、そこに情報があることがわかっていても、その情報に到達するまでに膨大な時間がかかる。その点、グーグルは検索のノウハウを熟知している。グーグルの検索サービスでは、ユーザーが情報を探し出せないというトラブルは少なくなるだろう」(オバリー氏)
世界的に見れば、USPTO以外でも、特許検索サービスを提供している機関は多い。欧州特許庁をはじめ、欧州諸国やカナダでも同様のサービスを提供している。しかし、オバリー氏によると、それらは“ユーザー・フレンドリー”ではないという。
オバリー氏は、特許検索には特有の難題があると指摘したうえで、それをグーグルが解決してくれることを期待している。
「例えば、発明家がある発明に命名したとしよう。だが、その名前を特許検索サービスに入力しても検索結果には出てこない。なぜなら、ほかの人物が、同様の発明を別の名前で呼んでいるからだ。この“検索キーワードすらわからない”という発明家の悩みを、グーグルはぜひとも解決してもらいたい」
(ナンシー・ゴーリング/IDG News Service ダブリン支局)
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