【 ここから本文 】
Googleウォッチ
ソーシャルブックマークに登録 :
印刷用ページの表示
[米国]
グーグル、新「Google Apps for Your Domain」を近くリリース――ワープロ、表計算ソフトが追加
(2007年02月19日)
米国グーグルは、ホスティング型のワープロや表計算アプリケーション「Google Docs&Spreadsheets」を統合した新「Google Apps for Your Domain」を、早ければ今週にもリリースする予定だ。
グーグルの計画に詳しい情報筋によると、リリース時期は2007年第1四半期(2007年1月-3月末)中に予定されているが、早ければ今週にもリリースされる可能性があるという。
Google Apps for Your Domainとは、企業を対象にしたグーグルの無料ホスティングサービスだ。ユーザー企業は、グーグルが提供する電子メール(Gmail)、スケジュール管理(Googleカレンダー)、チャット(Googleトーク)といったアプリケーションを、独自のインターネット・ドメインやブランドでエンドユーザーに提供できる。
一方、Docs&Spreadsheetsは、ワープロと表計算のアプリケーションをインターネット経由で利用できるサービスである。複数のユーザーが1つのファイルを共有し、共同で作業できるのが特徴だ。
Docs&SpreadsheetsとGoogle Apps for Your Domainは、グーグルがホスティング型アプリケーション市場への進出を目指して注力しているプロジェクトである。
またグーグルは、Docs&SpreadsheetsやGoogle Apps for Your Domainのほかにも、企業向けのホスティング型アプリケーションを提供している。例えば、企業Webサイトの使用状況やトラフィックを追跡する「Google Analytics」がそれである。
米国アリゾナ大学は昨年10月、学生向けにGoogle Apps for Your Domainを導入した。同大学技術オフィスのアシスタント・バイスプレジデント、カリ・バーロー氏は、Docs&SpreadsheetsがGoogle Apps for Your Domainに統合されることについて以下のように評価する。
「Docs&Spreadsheetsのメリットは、1つのドキュメントで共同作業できることだ。学生たちはクラスのプロジェクトを共同で進めることができる。Google Apps for Your Domainと統合することで、学生たちの利用形態がどのように進化するのか楽しみにしている」
しかし、すべてのGoogle Apps for Your Domainユーザーが、Docs&Spreadsheetsの統合を有意義に感じているわけではないようだ。
米国サンノゼ・シティ・カレッジは、電子メール・アカウントを学生に提供するためGoogle Apps for Your Domainを利用している。しかし、同大学のファイナンス/管理担当ディレクター、ジョン・レンジ氏は、「Google Apps for Your Domainには満足しているが、現段階ではDocs&Spreadsheetsを学生に提供する必要性は感じていない。むしろ学生が受講コースを管理できるようなアプリケーションが統合されることを期待している」とコメントしている。
現在、Google Apps for Your Domainは無料で提供されているが、グーグルはより高機能な新バージョンを有料で大企業向けに投入する計画を進めているという。
ホスティング型アプリケーションの推進派は、Docs&Spreadsheetsのようなアプリケーションは、PCベースのパッケージ・ソフトウェアよりもはるかに便利だと主張する。ホスティング型アプリケーションはベンダーのサーバで運用されるため、ユーザーはインストールや保守といった作業から解放され、コストを削減できるというのだ。
しかし、現段階でホスティング型アプリケーションに搭載されている機能は、マイクロソフトが提供するOffice製品群に搭載されている機能には及ばず、比較にならないというのが大方の見方である。
なおグーグルは、IDG News Serviceの取材に対しコメントを控えている。
(ホアン・カルロス・ペレス/IDG News Service マイアミ支局)
- 米国グーグル
- http://www.google.com/































