【 ここから本文 】
Googleウォッチ
ソーシャルブックマークに登録 :
印刷用ページの表示
[米国]
「Webページの背景を黒にしても節電にはならない」――グーグルが見解
液晶ディスプレイでは、黒画面による省電力効果はほとんど見られない
(2007年08月10日)
米国グーグルは、環境保護に対するイメージ戦略の一環として、自社のホームページの白い背景が、黒い背景よりも電力消費が多いわけではないと主張している。
グーグルは公式ブログへの投稿記事「Is black the new green?」(黒の採用は新しい環境対策か)で、検索サイトのBlackleの主張とは異なり、グーグルのホームページの背景を黒にしても、電力消費の節約にはつながらないと主張している。
Blackleは、ヒープ・メディアという企業が立ち上げたサイトで、Webページの背景を黒くすることで、省電力化につながる可能性があると主張していた。その根拠として、2002年に発表された調査結果と、マーク・オントクシュ氏のブログ投稿を引き合いに出している。オントクシュ氏は、コンサルティング会社ニュー・ビュー・データ・ソリューションズの創業者である。
こうした根拠の妥当性を巡り、オンラインで活発な議論が展開されている。グリーン・コンピューティング・エバンジェリストを自任するオントクシュ氏は8月6日、長文の説明を投稿した。その中で同氏は、モニタの種類による省電力効果の違いなどを紹介している。
オントクシュ氏が見つけた調査結果は、現在使用されている最も一般的なモニタのタイプである液晶ディスプレイで黒い画面を表示すると、通常は電力消費が若干少なくなるものの、若干多くなるケースもあることを示唆している。
同氏によると、黒い画面を表示することで最も消費電力を節約できるのは、CRTディスプレイであるという。CRTディスプレイは、世界の一部の地域で広く使われているが、コンピュータ・モニタ全体の4分の1程度しか占めていない。
グーグルは、あるオーストラリア人が非公式に行ったテストに着目し、その結果をブログに投稿した。同氏のテスト結果は、オントクシュ氏が取り上げた調査結果をほぼ支持する内容となっている。
グーグルの解釈では、こうしたテストや調査の結果は、画面を白から黒に切り替えても、省電力化にはほとんどつながらないことを示している。今の段階で、最も使われているモニタは液晶ディスプレイであるからだ。「われわれの分析やほかの人の分析は、グーグルのホームページの背景を黒にしても、電力消費は減少しないことを示している」とグーグルはブログで述べている。
これに対し、Blackleは、省電力効果がわずかだとしても、Webページの背景を黒くすることは価値ある取り組みだと主張している。
「われわれは、そうすることに価値があると考えている。個々のケースでは、電力消費の減少量は少ないとしても、『ちりも積もれば山となる』からだ。また、Blackleのように背景が黒のサイトは、省電力のためには小さな努力を積み重ねなければならないということを、目にするたびに思い出させる効果がある」
Blackleは、グーグルの検索エンジンを利用して検索サービスを提供しており、検索広告を収入源にしていると見られる。
Webページの背景を黒にするというアイデアを採用している検索サイトは、Blackleだけではない。オントクシュ氏は、その例として、DarkoogleやBlack Googleなどを挙げている。
(ナンシー・ゴーリング/IDG News Service シアトル支局)
- 米国グーグル
- http://www.google.com/
[米国]IT企業の地球温暖化対策ランキングでIBMがトップに

アップル、アマゾン、イーベイなどは最低ランクの評価
[英国]【DMW調査】企業IT責任者の4分の3がITの環境問題を過小評価
回答者の83%が消費電力よりもパフォーマンスを重視
[米国]【Interop Las Vegas 2007 リポート】企業が取り組むグリーン・コンピューティングの「理念」と「皮算用」
環境対策ではグーグルよりもヤフーが一歩リード































