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[米国]
バルマー氏、ヤフー買収騒動の真相を明かさず
「現在進行中」のうわさは否定したものの、「将来の可能性」には含み
(2007年08月21日)
| (左から)米国マイクロソフトのCEO、スティーブ・バルマー氏、インタビュアーのチャーリー・ローズ氏、米国シスコシステムズのCEO、ジョン・チェンバース氏 |
米国テレビ界で長年活躍してきたインタビュアーのチャーリー・ローズ氏をもってしても、米国マイクロソフトでCEOを務めるスティーブ・バルマー氏から、同社が今でもヤフーの買収を画策しているかどうかの情報は引き出せなかったようだ。
バルマー氏は8月20日、米国シスコシステムズのCEOであるジョン・チェンバース氏とともに、PBS放送のニュース番組「Charlie Rose」に出演した。
IT業界の2大巨頭であるバルマー氏とチェンバース氏がCharlie Roseに出演した理由は、ユニファイド・コミュニケーションやデジタル・ホームといった分野において、今後、両社がどのように連携していくかを語るためである。
バルマー氏とチェンバース氏は、「(今回のテレビ出演は)マイクロソフトとシスコの大型合併の発表ではない」としたうえで、「両社ともIPネットワークを利用したマルチメディアの統合を目指している。今後、両社がお互いの目標を達成するためには、競争しながら協力することが重要だ」と語った。
シスコとマイクロソフトは、10年以上前から連携関係を構築している。さらに今年に入ってからは、バルマー氏とチェンバース氏が、両社の連携関係と今後の方針を定期的に話し合っており、両社の関係は、以前よりもさらに親密なものになっている。
バルマー氏とチェンバース氏は、今後協力していく7分野を挙げ、その中で両社の製品がスムーズに連携できるよう、それぞれのエンジニアが協力して作業していることを明らかにした。
ちなみに7分野とは、ITアーキテクチャ、セキュリティ、管理、ワイヤレスおよびモバイル・コンピューティング、ユニファイド・コミュニケーション、コネクテッド・エンターテインメント、中小規模企業向け事業である。
しかし、番組のハイライトとなったのは、両社の連携に関する話題ではなく、マイクロソフトが米国ヤフーを買収するという“うわさの真相”に対するバルマー氏のコメントだった。
IT業界では今年に入ってから、マイクロソフトがヤフーに買収話を持ちかけているといううわさが流れていた。しかし5月にマイクロソフトがオンライン広告/マーケティング・サービス企業のアクアンティブを60億ドルで買収し、インターネット広告ビジネスの拡充を図る方針を明らかにしたことで、ヤフー買収のうわさは立ち消えとなっていた。
しかしバルマー氏はインタビュー中、このうわさを再燃させるようなコメントを口にした。「マイクロソフトはなぜヤフーを買収しなかったのか」と質問したローズ氏に対し、バルマー氏は「『しなかったのか』ではなく、『していないのか』と聞くべきだ」と言ったのである。
またバルマー氏は、「現在マイクロソフトはヤフーと買収交渉をしているのか」というローズ氏の単刀直入な質問に対し、「していても、していなくても、ここで明かすわけにはいかない」と、買収の可能性に含みを持たせるような回答もしている。
もっともバルマー氏は、番組後に行われたチェンバース氏との共同会見において、「アクアンティブのような大規模な買収を行う予定は、今のところ計画していない」とコメントし、「ヤフー買収計画は進行中」といううわさを否定している。
(エリザベス・モンタルバノ/IDG News Service ニューヨーク支局)
- 米国マイクロソフト
- http://www.microsoft.com/
- 米国シスコシステムズ
- http://www.cisco.com/
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