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[米国]
うわさの「Googleフォン」、発売は2008年上半期?
2週間以内に正式発表との報道も
(2007年10月31日)
かねてからうわさになっていた「Googleフォン」が、ここにきて一気に現実味を帯びてきた。業界アナリストの間では、グーグルが開発したアプリケーションとOSで動作するグーグル製携帯電話が2008年上半期までに発売されるとの見方が強まっている。
ほとんどの顧客が携帯電話を通信キャリアから購入し、そのキャリアとの契約に縛られている米国において、グーグルの携帯電話モデルは革新的だとの声がある。グーグルの参入は、まずGoogleフォンを購入してからキャリアを選ぶという、よりオープンな制度の幕開けとなる可能性があるからだ。
ウォール・ストリート・ジャーナル紙は30日付けの紙面で、ある情報筋の話として、グーグルがGoogleフォンのプロジェクトを2週間以内に正式発表するという記事を掲載した。Googleフォンは2008年半ばまでに登場すると思われるが、グーグルはこの件について正式なコメントを出していない。
Googleフォンについては、グーグルがその製造に際して、ソフトウェアを台湾のハイテク・コンピュータ(HTC)に渡すとのうわさもある。何人かのアナリストは、サンフランシスコで先週開催された通信業界イベント「CTIA WIRELESS I.T.&Entertainment 2007」で、このうわさを耳にしたと証言した。
調査会社ガートナーのアナリスト、フィリップ・レッドマン氏は、「今日(30日)も、『Googleフォンが来年HTCから発売され、初回出荷台数は5万台になる』とのうわさを聞いた」と述べている。
こうしたうわさについてHTCにコメントを求めたが、30日時点で回答は得られていない。
IDCでアナリストを務めるルイス・ワード氏は、グーグルが携帯電話用のソフトウェアを開発中なのは明らかだとしながらも、「(製造委託先は)HTCではないようだ」と、CTIAでの講演後に語った。
“オープンなデバイス”に反対するキャリアからの抵抗にグーグルがあうのではないかと危惧するアナリストがいる一方、ワード氏は、グーグルと協力するキャリアも現れるはずだと指摘する。
「キャリアがグーグルと手を組むことは十分考えられる。アップルの『iPhone』をサポートしているAT&Tは以前よりだいぶオープンになっているし、Tモバイルやスプリント・ネクステルもオープンな姿勢を強めそうだ」(ワード氏)
ガートナーのレッドマン氏も、「キャリアにとってGoogleブランドは非常に魅力的なはずだ」と語り、ハードウェアの製造やネットワーク・サポートの提供を引き受ける企業が必ず現れると強調した。
ワード氏はCTIAの講演で、「Googleフォンは、『Google Maps』やSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)、ビデオ共有といったPC向け有線サービスの“ワイヤレス・ポータル”になるだろう。これは、いわばGoogleのポータル化だ。有線と無線の融合と言ってもよい」と述べている。
一方、アトランタ在住のフリーのアナリスト、ジェフリー・ケイガン氏は、製品名を含めGoogleフォンにはまだ不明な点が数多くあると指摘する。「一般的な携帯電話なのか、それともiPhoneのような製品なのか。そのほか、使い方と料金の支払い方法は従来の携帯電話と異なるのかなど、Googleフォンには謎が多い」と同氏は語った。
また、iPhoneの場合と同様、GoogleフォンでもSIM(加入者識別モジュール)ロックのツールがたくさん出回るかもしれない。「携帯電話業界は大きな変革と市場拡大の真っただ中にいる。たくさんのアイデアが試され、成功するものもあれば失敗するものもあるだろう」(ケイガン氏)
(マット・ハンブレン/Computerworld オンライン米国版)
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