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[米国]
Gmailで一部のユーザー・アカウントが無効化されるトラブルが発生
原因はスパム・メール対策の機能強化
(2007年12月10日)
Googleが先週実施したスパム・メール対策の機能強化が裏目に出て、一部のGmailユーザーのアカウントが誤って無効化されるという事態が発生した。
12月5日夜、複数のユーザーがGmailの公式フォーラムである「Gmail Help Discussion」に、Googleが自分たちのアカウントをロックしていると書き込み始めた。これを受けて「Google Guide」と名乗るGoogleのスタッフが、「われわれのチームも問題に気づいており、現在、エンジニアが鋭意調査中だ」というコメントを12月6日午後に投稿した。
それから数時間後、同氏は問題が解決したことを告げ、スパマーのようなGmailを悪用するユーザーを追放しようとした措置のせいで、適切なユーザー認証ができなくなったと、その原因を説明した。今は、誤ってアカウントが無効化されたユーザーも正常にGmailを利用できるようになり、データが失われることもなかったという。
ただし、Googleの広報担当、コートニー・ホーン(Courtney Hohne)氏は、Gmailアカウントが無効化されていた間に送られてきたメッセージは受信できず、送信者には不着通知が送信されたことを認めた。Gmailには、受信を拒否したメッセージをあらためて取得しようとする機能はないと、同氏は電子メールで述べている。
「Gmailを悪用する者を追い払い、受信箱にスパムが届かないようにわれわれは常に目を光らせてきた。スパマーの巨大なネットワークにねらいを絞り、彼らに対する措置を取ったが、そのために、ほかのアカウントへのアクセスまで誤って遮断してしまった」(Hohne氏)
一部のユーザーは、米国東部時間の12月7日朝まで、アカウントがロックされているという苦情をフォーラムに寄せていた。この問題を扱ったフォーラムのスレッドは、本稿執筆時点で、ここ数カ月間に作成されたものの中では最も長くなり、スレッドは助けを求めるユーザーの悲痛な叫びに満ちていた。
もっとも、Hohne氏によれば、誤ってアカウントが無効化されたユーザーの数は「ごく少数」であり、数千万に及ぶGmailユーザー全体の1%にも届かないという。
今回のトラブルのほかにも、11月には数多くのGmailユーザーが、「Gmail 2.0」と呼ばれている新バージョンへの移行に伴う問題を指摘していた。移行によって動作が遅くなり、ページをロードできなかったり、ブラウザがクラッシュしたりすることがあったという。この問題に関するGmail Help Discussionフォーラムのスレッドの1つには今でも投稿が寄せられており、コメント総数は300件に達する勢いだ。
Gmail 2.0は、コンタクト管理機能が改良され、高速性と安定性を追求したバージョンであり、Googleによれば「コード構造の大幅な変更」が行われているという。
Gmailは、企業ユーザー向けコラボレーション/コミュニケーション・スイート「Google Apps」の一部にもなっている。10万以上の企業/組織が同スイートを利用しており、ユーザーの大半は小規模企業だが、中には数百ユーザーを擁する大学も含まれている。また、同スイートのプレミア・エディションは、料金が1ユーザー当たり年間50ドルで、稼働時間99.9%が保証されている。
(Juan Carlos Perez/IDG News Service マイアミ支局)
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