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グリッド・コンピューティング
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[米国]
IBM、クラウド導入を支援するサービスと認定プログラムを発表
「時期尚早だ」「クラウド普及に好影響を与える」と専門家は賛否両論
(2008年11月25日)
米国IBMは11月24日、クラウド・コンピューティングの導入/運用を支援するコンサルティングとインプリメンテーションのサービスを発表した。
近年注目されているクラウド・コンピューティングだが、従来の自社導入型インフラストラクチャと比べ、セキュリティや信頼性などの面で課題が多いと言われている。
そのためIBMは、クラウド・コンピューティングの総保有コストの見積りをはじめ、設計や実装作業を行う特定業界向けのコンサルティング・サービスを提供することで、こうした懸念を払拭したいと考えているようだ。
さらにIBMは同日、「Resilient Cloud Validation」プログラムも発表した。同プログラムは、クラウド・コンピューティングを利用してサービスを提供しているベンダーを対象としたもので、IBMが定めるベンチマークや設計基準をクリアしたベンダーに対し、「Resilient Cloud」認定ロゴを付与するというものだ。
しかし米国の調査会社Redmonkでアナリストを務めるジェームズ・ガバナー(James Governor)氏は、このようなサービスやプログラムを発表するのは時期尚早だと指摘する。
「個々の業界におけるクラウド・コンピューティングのベストプラクティスが明確化されるのは、まだ先の話だ。自社のポートフォリオで特定の業界をターゲットにした戦略を推進したいIBMの意気込みは理解できるが、クラウド・コンピューティングは、まだ実験的な要素の強い技術である。総保有コストや必要な要素、導入のメリットなどを明確化するのは極めて困難だ」(ガバナー氏)
一方同じくRedmonkのアナリストであるスティーブ・オグラディ(Stephen O'Grady)氏は、今回の発表がクラウド・コンピューティングの普及に実質的な影響を与えるとの見方を示している。
「企業の多くは、IBMが企業向けコンピューティング製品のキングメーカーであると認めている。同社のお墨付きがあるサービスであれば、保守的な企業ユーザーも(クラウド・コンピューティングを利用したサービス)導入の方向に転じる可能性がある」(オグラディ氏)
「IBMのお墨付きは企業に安心感を与える」というのがオグラディ氏の見解だが、同社がクラウド・コンピューティング市場を支配しているというわけではない。
この点についてオグラディ氏は、「IBMのサービスがクラウド・コンピューティング・プロジェクトの実質的な拡大強化をもたらす」としながらも、「同様のサービスを提供している大手システム・インテグレーターは他にもある」と述べている。
(Chris Kanaracus/IDG News Serviceボストン支局)
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