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[米国]
IBM、Jazz技術を採用した開発者向けコラボレーション・ツール群を発表
2008年中に20製品を出荷予定
(2008年06月03日)
米国IBMは6月2日、オーランドで開催中の「IBM Rational Software Development Conference 2008」(6月1日〜5日)において、ソフトウェアのコラボレーション開発を支援する「Jazz」技術を利用した20種類の新製品を発表した。
これら新製品は、いずれも2008年中に出荷される予定だ。同社でRationalの製品開発担当ディレクターを務めるデーブ・ロック(Dave Locke)氏によると、今年1月に開発者を対象にしたJazzのオンライン・コミュニティ・サイト「Jazz.net」が発足して以来、およそ1万5,000人の開発者からフィードバックがあったという。
IBMはJazz技術をオープンソース・プロジェクトとして知られる「Eclipse」のように成長させたいと考えているようだ。ただし、Eclipseでは個々の開発者の生産性向上を重視しているが、Jazzでは開発プロセスの全サイクルと、開発チーム相互のコラボレーションをサポートすることに重点を置いている。
なおLocke氏によると、将来的にすべてのRational製品ポートフォリオに、Jazz技術が搭載される予定だという。
今回発表されたJazz技術をサポートする20種類の製品には、新製品とアップグレード製品の両方が包含されており、20種類のうち9製品がIBMから、11製品がパートナー企業から出荷される。
| Rational Team Concertのワークスペース画面 |
その中の「Rational Team Concert」は、ソフトウェア開発チーム内のリアルタイム連携を実現するソフトウェアである。同ソフトには、インスタント・メッセージング(IM)やプレゼンス機能などが備わっている。また、中/大規模企業の小さな開発チーム向けに最適化された「Rational Team Concert Standard Edition」は、データ収集の自動化機能が備わっている。なお同ソフトは、6月30日に出荷される予定だ。
Locke氏は、「Rational Team Concertを使用すれば、ソフトウェア開発プロジェクトにかかわるすべての開発者がコンテキストに沿ってコラボレーションし、ワークフローやプロジェクトにおいて、だれが何をしているのかを理解することができる」と説明した。
大規模企業を対象にした「Rational Team Concert Enterprise Edition」は、2009年中にリリースされる予定だ。同エディションには「Rational ClearCase」「Rational CleaQuest」「Rational Build Forge」などが包含される。
またIBMは、要求管理ツール「Rational Requirements Composer」と、テスト管理ツール「Rational Quality Manager」(共にベータ版)も発表した。
Rational Requirements Composerは、開発プロジェクトにかかわるステークホルダー(利害関係者)の間でプロジェクト設計の情報を共有し、プロジェクトの実現を支援するツールである。
一方、Rational Quality Managerは、開発サイクルにおけるプロジェクトの現状を追跡/管理するツールで、各テストを、それが関係する要件と関連づけたうえで、自動的に実行することができる。IBMは、「これらのツールを利用すれば、マネジャーは解決すべき問題の優先順位を決定し、プロジェクトを滞りなく進めていくことができる」としている。
なお今回は、IBMのパートナー企業であるBlack Duck Software、Cast Software、CM-Logic、Mainsoft、iRise、Ravenflow、WebLayersなどがJazz技術のサポートを表明している。
(Heather Havenstein/Computerworld米国版)
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