【 ここから本文 】

IBMウォッチ

ソーシャルブックマークに登録 : Yahoo!ブックマークに登録 はてなブックマークに登録 del.icio.usに登録 newsing it!に登録 Buzzurlにブックマーク livedoorクリップに登録 Slashdotにタレコむ イザ!ブックマークに登録 Twitterでつぶやく
print 印刷用ページの表示


IBMウォッチ

[米国] 【LinuxWorld San Francisco 2008】
IBM、LinuxディストリビューションにLotus製品群をバンドルすると発表

「企業のクライアントPCをMicrosoft製品から解放すること」が狙い

(2008年08月06日)

 米国IBMは8月5日、主要Linuxディストリビューションに同社のLotusソフトウェア製品群をバンドル提供することでLinuxディストリビューション・ベンダー各社と提携したと発表した。「企業のPCをMicrosoftのソフトウェアから解放すること」が狙いという(関連記事)。

IBMは、Notes/DominoプラットフォームをMicrosoft製品の代替として多くの企業ユーザーに使ってもらうことを目指している

 IBMの発表は、4日に米国サンフランシスコで開幕したLinux/オープンソース関連コンファレンス「LinuxWorld Expo&Conference 2008」に照準を合わせた形で行われた。同社はSMB(小・中規模企業)向けの情報共有/コラボレーション・ソフトウェア「Lotus Foundations」を再構成し(「Lotus Notes」「Lotus Sametime」「Lotus Symphony」などで構成される)、Red HatやUbuntu、Novell傘下のSUSE Linuxといった主要Linuxディストリビューションにプレロードできるようにしたという。この再パッケージングによりユーザーは、Lotus Foundationsを容易かつ安価な方法でLinux PCにインストールできることになる。IBMによると、ユーザーの導入作業は数回程度のクリックで済み、とりわけSMBユーザーにとっては容易なものになるという。

 「企業クライアントにおいてWindows Vistaの導入が停滞するなか、こうしたコラボレーション・ツールをLinuxでも容易に利用できるようになれば、企業のLinuxへの移行に弾みがつくだろう」と、IBMはLinuxWorldの会場内で行われた記者会見で意図を説明した。

 また、IBMは、LinuxにLotus製品群をバンドル提供することで、SMB市場におけるMicrosoftの「Small Business Server(SBS)」の優勢をも崩したい考えだ。「これまではMicrosoft SBS以外に選択肢がなかった」と、記者会見でIBMのオープンソース/Linuxミドルウェア担当バイスプレジデントのジェフ・スミス(Jeff Smith)氏は語った。IBMは、Lotusのバンドルにより、自社の「Domino」が、より多くのSMBインフラに採用されるものと期待している。

 IBM製ミドルウェアを扱うディストリビューター、Stradasoftの社長兼CIO、ルー・エスポジト(Lou Esposito)氏は、IBMの取り組みを「時間とコストの節約にもつながるだろう」と評価した。Stradasoftでは、アプライアンスや仮想化環境にミドルウェアをプレロードして導入を容易にすることで、インストールにかかる時間を数日から数時間に短縮できているという。エンジニアがその分、他のプロジェクトに作業を集中できるというメリットもある。

 なお、IBMによると、同社はLinuxベースのアプライアンスにも同社のLotus製品群をバンドルすべく、アプライアンス製品を扱うハードウェア・ディストリビューターとも提携を交わしたという。同社は年内にハードウェア・パートナーを発表する計画だ。さらに同社は、そうしたアプライアンスにプレロードされたLotus Foundations向けのアプリケーションを開発するためのソフトウェア・ツールキットも発表している。

(Agam Shah/IDG News Serviceサンフランシスコ支局)




関連記事

▲ページの先頭へ戻る


キャッチアップ

みずほ銀行が語る、Linux搭載メインフレームによる基幹システム統合の“実際”

「次のフェーズでカギとなるのはLinuxと仮想化技術」

SQLインジェクション攻撃の“第3の波”――大規模サイト・ハッキングは今後も続く

IBMのセキュリティ研究員、攻撃の仕組みの複雑化・高度化を警告

IBMが目指す、DNA自己組織化によるプロセッサ製造

同技術なら回路線幅「4〜6nm」も実現?

5つの技術革新で人々の生活が一変――IBMが5年後の世界を予測

自動車/医療/携帯電話などで進む技術革新の“波”

IBM、クラウド・コンピューティングの導入支援構想を発表

グーグルとの大規模Web分散コンピューティングの取り組みを企業向けに展開

IBM、原子レベルでコンピューティングを実現するナノテク研究の成果を発表

ホコリのようなプロセッサが誕生する可能性も――ただし実用化は10年以上先

IBM、新世代のスタック・チップ設計を発表

配線長を1,000分の1に短縮し、消費電力を40%低減

キーパーソン

「ユーザー企業のグローバル統合を推進する」――日本IBM社長の大歳氏

生産・開発などの最適化が図られた「GIE」モデルへの転換を強調

ソフトウェア企業“買収攻勢”のねらいはこれだ!

IBMソフトウェア戦略担当ディレクターが語る、M&Aラッシュの背景と真実

【特別対談】グリッドによるサービス・イノベーション

日本IBM首脳と問題学・構想学の権威がグリッドを語る

IBMソフト部門首脳が事業ビジョンを語る

「オープンソースの“周辺で”もうける」

IBMのLinux戦略の行方――Linux/オープンソース担当幹部に聞く

ノベルとマイクロソフトの提携は戦略に影響を与えない

今もなお進化を続ける「オートノミック・コンピューティング」

ログ・フォーマットの標準仕様「CBE」が現在のキー・テクノロジー

IBMラショナルの責任者が「SLM統合」と「Jazz」のビジョンを語る

ソフトウェア開発ライフサイクル全体を貫くための道筋を描く

トレンド・フォーカス

IBM、セキュアなマッシュアップ技術「SMash」を開発――リンクするソースの安全性を検証

普及促進に向けAjax団体に寄贈(2008年03月14日)

IBM、ユニファイド・コミュニケーション事業に3年間で10億ドルを投資

大規模ビジネスへの提供を指向し、Lotusへの投資も加速(2008年03月11日)

日本IBM、データ統合/管理ソフト「Information Server V8.1」を発表

IODコンセプトに基づき、企業内に分散する情報・データの統合を支援する製品(2008年03月06日)

日本IBM、メインフレーム新製品「System z10」を出荷開始

1台で1,500台分のx86サーバに相当する処理能力を実現(2008年02月26日)

IBM、Cognos買収後初となるBI製品/サービスを発表

インフォメーション・オンデマンド戦略にCognosを統合(2008年02月07日)

IBM、UNIXサーバ上でLinuxアプリを実行可能にする仮想化技術を発表

サーバ統合時のコストを削減し、資産活用の改善をサポート(2008年01月30日)

日本IBM、POWER6搭載UNIXサーバのエントリー・モデル2機種を発表

低価格版の仮想化ソフトと併せ、「System p」によるサーバ統合を推進(2008年01月30日)

SAPデータをIBMグループウェアに統合――両社が共同開発プロジェクト「Atlantic」を発表

Lotus NotesからSAPのワークフロー/分析リポート機能などが利用可能に(2008年01月24日)

IBM、SMB向けコラボレーション・システム「Lotus Foundations」を発表

同時にSaaSも提供、SMB市場のシェア拡大に意欲(2008年01月22日)

IBM、「Lotus/Domino 8.0.1」の機能強化点をアピール

Web 2.0系機能やモバイル連携などが強化され、2月に出荷(2008年01月22日)

IBM、仮想世界のコラボレーション技術をJazzプロジェクトで活用

Jazz.netコミュニティの一般公開も開始(2008年01月15日)

「脳波でアニメーション操作」――IBMとEmotivがデモを披露

頭部のセンサーから脳波をPCへ無線伝送し、脳内意識による操作を可能に(2008年01月11日)

IBM、小売業界向けの新フレームワーク「RIF」を発表

SOAを介してIBMの小売業向けアプリと他社業務アプリとの連携を実現(2008年01月10日)

Weekly Ranking

集計期間:01/02〜01/08



Computerworld Global
米国
英国
中国
ドイツ
オーストラリア
シンガポール
その他の国