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【解説】
「できる部下」の管理術、「できない上司」の対処法
ストレスをためないオフィス・コミュニケーションの心得
(2008年08月26日)
「部下が優秀であればあるほど管理は難しい」――これはすべての管理職に共通する悩みだろう。特にIT業界には“特定分野の天才”が多く、理詰めで語られると、たいていの上司は手も足も口も出せなくなってしまう。一方、部下にとって、できない上司ほど面倒くさい存在はない。自分の上司に「頼むから引っ込んでてくれ」と思ったことがある読者も多いはずだ。本稿では実際に優秀な部下を持った経験のある管理職の体験談を基に、できる部下を管理するための7つの“秘訣”と、できない上司とうまくつきあうコツを紹介する。どちらにシンパシーを感じるかは、あなたの立場次第だ。
Mary Brandel
Computerworld米国版
イラスト:Chino A
できる部下を管理する7つの秘訣
できる部下を管理するためには、彼らの思考プロセスとその“特徴”を理解することが大切だ。「オレが上司なんだから言うことを聞け」という態度で接すれば、両者の間には深い溝が生じ、お互いが不幸になるだけだ。
秘訣1
「プロセス」でなく「結果」を重視する
「部下に仕事を指示するのは、上司として当然の行為である。ただし、仕事のプロセスにまで口を出してしまうと部下に煙たがられ、両方がフラストレーションをためることになる」。こう警告するのは、バージニア州フォールズチャーチを拠点にWebサイトの構築/コンサルティングを手がける米国Viget Labsのシニア・デベロッパー、クリントン・ニクソン(Clinton Nixon)氏だ。
Nixon氏には苦い経験がある。それは同氏が顧客から自社のeコマース・サイトに新機能を追加するよう依頼されたときのことだ。
「期限は2週間。そのサイトを構築していたソフトウェアは拡張性が高くなかったことから、私はコードを一から書き直すよう、部下に指示した。そうすれば、ソフトウェアを将来的に長く利用できると判断したからだ」(Nixon氏)
しかし部下はNixon氏の指示を受け入れず、現行のソフトウェアを修正する方法を押し通した。その結果、現行ソフトウェアにあった既存のバグや、修正したことで発生した新たなバグの処理に追われ、納期を1週間もオーバーしてしまったという。
プロのプログラマーを対象に、プログラミング・コンテストを主催する米国TopCoderのCEO、ジャック・ヒューズ(Jack Hughes)氏は、「こうした我の強い部下に対して上司は、自分が求める結果を伝えるだけでよい。作業プロセスにまで口出しすべきでない」とアドバイスする。
Hughes氏によると、このタイプの部下は、上司が作業プロセスにまで口出しすることをうっとうしく感じているという。「適切な枠組みの中で仕事をさせる必要はあるが、その枠組みはプロセスではなく、結果を重視するものでなくてはならない」(Hughes氏)














