【 ここから本文 】

IBMウォッチ

ソーシャルブックマークに登録 : Yahoo!ブックマークに登録 はてなブックマークに登録 del.icio.usに登録 newsing it!に登録 Buzzurlにブックマーク livedoorクリップに登録 Slashdotにタレコむ イザ!ブックマークに登録 Twitterでつぶやく
print 印刷用ページの表示


IBMウォッチ

[米国] 【VoiceCon】
IBM、買収したWeb会議サービスをLotus Sametimeに統合

統合コミュニケーションへの取り組みの一環

(2007年08月23日)

 米国IBMは8月22日、統合コミュニケーションへの取り組みの一環として、Web会議サービス・ベンダーのウェブダイアログスを買収したと発表した。買収で手に入れたSaaS(Software as a Service)型のWeb会議サービスをLotus製品に統合する。

 IBMは、ウェブダイアログスのWeb会議サービスを、IM(インスタント・メッセージング)ソフトウェア・ファミリーの「Lotus Sametime」に統合する予定だ。これにより、SametimeユーザーはWeb会議のSaaSモデルを利用できるようになると、IBMの関係者は説明した。このWeb会議サービスは、コラボレーション・ソフトウェア「Lotus Notes」にも統合されるという。

 なお、同サービスのAPIは公開されており、サードパーティ側でこれをカスタマイズしたり、ほかのアプリケーション、製品、サービスなどに統合したりすることが可能になっている。

 マサチューセッツ州ビルリカに拠点を置くウェブダイアログスは、AT&Tやスプリント・カナダを顧客に持つ。IBMは、株式非公開会社であるウェブダイアログスの買収契約をすでに完了させている。金銭面の諸条件は公表されていない。

 IBMはサンフランシスコで開催中の「VoiceCon」コンファレンス(8月20日-23日)で、統合コミュニケーション戦略に関するいくつかの発表を行った。例えば、企業向けIMソフトウェアのSametimeを製品ファミリーに拡張するというのもその1つである。また、シーメンスの「OpenScape」ソフトウェアの一部をライセンス提供し、Sametimeファミリーに複数の統合コミュニケーション機能を追加するとしている。

 IBMのライバルとなるシスコシステムズやマイクロソフトも、あらゆる形態の双方向音声およびデータと、任意の人物にすぐに連絡できる方法を示すプレゼンス技術とを組み合わせ、統合コミュニケーション分野への進出を図っている。

 シスコは今年3月に、Web会議アプリケーション・ベンダーのウェブエックス・コミュニケーションズを32億ドルで買収すると発表した(関連記事)。また、マイクロソフトは21日、同社もしくは同社が委託したサードパーティがマイクロソフトの統合コミュニケーション機能を1つのサービスとして提供する計画を公にした(関連記事)。

 これに対しIBMは、主にサードパーティ製品との互換性を確立するといったアプローチで、統合コミュニケーション機能の拡充に取り組んでいる。

 IBMのLotusソフトウェア部門ゼネラル・マネジャー、マイケル・ロディン氏は、ウェブダイアログスのサービスはきわめて使い勝手がよいと、VoiceConでの記者会見でアピールした。「ウェブダイアログスのWeb会議サービスは、電話会議の延長のような形で利用でき、会議参加者のPCに特別な設定を施しておく必要もない。企業のIT部門がサポートしなくても、簡単に使えるサービスだ」

 ロディン氏はまた、「なるべくシンプルな技術を求めていた。ウェブダイアログスのサービスは、われわれの顧客層の拡大に役立ってくれるだろう」と述べ、IBMの得意先である大規模企業だけでなく、中小規模企業にも有用なソリューションだと強調した。

(スティーブン・ローソン/IDG News Service サンフランシスコ支局)




▲ページの先頭へ戻る


キャッチアップ

みずほ銀行が語る、Linux搭載メインフレームによる基幹システム統合の“実際”

「次のフェーズでカギとなるのはLinuxと仮想化技術」

SQLインジェクション攻撃の“第3の波”――大規模サイト・ハッキングは今後も続く

IBMのセキュリティ研究員、攻撃の仕組みの複雑化・高度化を警告

IBMが目指す、DNA自己組織化によるプロセッサ製造

同技術なら回路線幅「4〜6nm」も実現?

5つの技術革新で人々の生活が一変――IBMが5年後の世界を予測

自動車/医療/携帯電話などで進む技術革新の“波”

IBM、クラウド・コンピューティングの導入支援構想を発表

グーグルとの大規模Web分散コンピューティングの取り組みを企業向けに展開

IBM、原子レベルでコンピューティングを実現するナノテク研究の成果を発表

ホコリのようなプロセッサが誕生する可能性も――ただし実用化は10年以上先

IBM、新世代のスタック・チップ設計を発表

配線長を1,000分の1に短縮し、消費電力を40%低減

キーパーソン

「ユーザー企業のグローバル統合を推進する」――日本IBM社長の大歳氏

生産・開発などの最適化が図られた「GIE」モデルへの転換を強調

ソフトウェア企業“買収攻勢”のねらいはこれだ!

IBMソフトウェア戦略担当ディレクターが語る、M&Aラッシュの背景と真実

【特別対談】グリッドによるサービス・イノベーション

日本IBM首脳と問題学・構想学の権威がグリッドを語る

IBMソフト部門首脳が事業ビジョンを語る

「オープンソースの“周辺で”もうける」

IBMのLinux戦略の行方――Linux/オープンソース担当幹部に聞く

ノベルとマイクロソフトの提携は戦略に影響を与えない

今もなお進化を続ける「オートノミック・コンピューティング」

ログ・フォーマットの標準仕様「CBE」が現在のキー・テクノロジー

IBMラショナルの責任者が「SLM統合」と「Jazz」のビジョンを語る

ソフトウェア開発ライフサイクル全体を貫くための道筋を描く

トレンド・フォーカス

IBM、セキュアなマッシュアップ技術「SMash」を開発――リンクするソースの安全性を検証

普及促進に向けAjax団体に寄贈(2008年03月14日)

IBM、ユニファイド・コミュニケーション事業に3年間で10億ドルを投資

大規模ビジネスへの提供を指向し、Lotusへの投資も加速(2008年03月11日)

日本IBM、データ統合/管理ソフト「Information Server V8.1」を発表

IODコンセプトに基づき、企業内に分散する情報・データの統合を支援する製品(2008年03月06日)

日本IBM、メインフレーム新製品「System z10」を出荷開始

1台で1,500台分のx86サーバに相当する処理能力を実現(2008年02月26日)

IBM、Cognos買収後初となるBI製品/サービスを発表

インフォメーション・オンデマンド戦略にCognosを統合(2008年02月07日)

IBM、UNIXサーバ上でLinuxアプリを実行可能にする仮想化技術を発表

サーバ統合時のコストを削減し、資産活用の改善をサポート(2008年01月30日)

日本IBM、POWER6搭載UNIXサーバのエントリー・モデル2機種を発表

低価格版の仮想化ソフトと併せ、「System p」によるサーバ統合を推進(2008年01月30日)

SAPデータをIBMグループウェアに統合――両社が共同開発プロジェクト「Atlantic」を発表

Lotus NotesからSAPのワークフロー/分析リポート機能などが利用可能に(2008年01月24日)

IBM、SMB向けコラボレーション・システム「Lotus Foundations」を発表

同時にSaaSも提供、SMB市場のシェア拡大に意欲(2008年01月22日)

IBM、「Lotus/Domino 8.0.1」の機能強化点をアピール

Web 2.0系機能やモバイル連携などが強化され、2月に出荷(2008年01月22日)

IBM、仮想世界のコラボレーション技術をJazzプロジェクトで活用

Jazz.netコミュニティの一般公開も開始(2008年01月15日)

「脳波でアニメーション操作」――IBMとEmotivがデモを披露

頭部のセンサーから脳波をPCへ無線伝送し、脳内意識による操作を可能に(2008年01月11日)

IBM、小売業界向けの新フレームワーク「RIF」を発表

SOAを介してIBMの小売業向けアプリと他社業務アプリとの連携を実現(2008年01月10日)

Weekly Ranking

集計期間:01/02〜01/08



Computerworld Global
米国
英国
中国
ドイツ
オーストラリア
シンガポール
その他の国