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[米国]
IBM、UNIXサーバ上でLinuxアプリを実行可能にする仮想化技術を発表

サーバ統合時のコストを削減し、資産活用の改善をサポート

(2008年01月30日)

 米国IBMは1月29日、同社の仮想化ソフトウェア「PowerVM」に新機能を追加し、UNIXサーバ上でLinuxアプリケーションを実行させることが可能になったと発表した。

 PowerVMは、これまで「Advanced POWER Virtualization」と呼ばれていた仮想化ソフトウェアの名称を変更したもの。今回、x86環境向けに設計されたLinuxベースのバイナリを自動的に検出する新機能「Lx86」が追加されたことで、POWERプロセッサ搭載のUNIXサーバ製品群「System p」シリーズ上でx86ベースのLinuxアプリケーションを修正なしで実行できるようになるという。

 「UNIXサーバとLinuxサーバの統合を簡略化する機能として提供されるLx86は、Linuxシステムからその他のIBMシステムへの移行を検討しているユーザーにとって有用なツールになるだろう」と、IBMのPOWER Systemsマーケティング&ストラテジー担当バイスプレジデント、スコット・ハンディ氏(Scott Handy)は語る。

 加えて同氏は、UNIX環境でLinuxアプリケーションを実行すれば、サーバの整理統合のコストを減らせるだけでなく、電力消費量も削減し、資産活用を改善できると強調している。

 PowerVMには、中小規模企業(SMB)向けの「Express」エディションが新たに追加される。同エディションではサーバ1台につき3つまでパーティションを作成し、プロセッサの制御によって最適な性能が得られるようになっている。価格は1コア当たり40ドルで、近日中に出荷開始される見通しだ。PowerVMではこのほか「Standard」および「Enterprise」エディションが提供される。

 一方、IBMは同日、POWER6プロセッサのサポートを追加したサーバ用OSの新バージョン「i5/OS V6R1」を発表した。新版では、セキュリティ機能などが強化され、電力消費量を管理する新機能「POWER6 EnergyScale」などを装備している。出荷開始は3月からの見通しだ。

 なお、i5/OSはこれまでIBMのサーバ製品群「System i」シリーズ用OSとして提供されてきたが、Handy氏によると、i5/OS V6R1からはブレード・サーバ製品群「BladeCenter H」にも対応するという。

(Agam Shah/IDG News Service サンフランシスコ支局)




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