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[米国]
ヤフー、開発者向けプラットフォーム「SearchMonkey」を一般公開
Web検索結果への情報追加を可能に
(2008年05月16日)
米国Yahoo!は5月15日、Yahoo!検索エンジンによるWeb検索結果をカスタマイズ可能にする「SearchMonkey」プラットフォームを開発者向けに公開した。同社は自社のサービス・プラットフォームのオープン化に向けた取り組みを推進しており、今回の動きもその一環となる。
| 「SearchMonkey」のページ |
SearchMonkeyは、Yahoo!の検索エンジンと連携するアプリケーションを開発するためのプラットフォーム。同プラットフォームの公開により、Web検索結果を拡張するアプリケーションが多数開発されることで、Yahoo!の検索サービスの魅力と利便性が高まると見込まれている。
Yahoo!は先月、サービス・プラットフォームの全面オープン化構想「Yahoo! Open Strategy(Y! OS)」を発表しており、SearchMonkeyはその最初の取り組みと位置づけられている。Yahoo!はY! OS構想の下、同社のすべてのサイト、オンライン・サービス、Webアプリケーションを外部開発者に公開するとともに、Yahoo!のサービスを利用するユーザーにソーシャル・ネットワーキング機能を提供していく方針を明らかにしている(関連記事)。
Yahoo!はY! OSを推進することで、検索やソーシャル・ネットワーキングといった重要分野における地位を高め、GoogleやMySpace、Facebookに対する競争力を強化したい考えだ。
米国IDCのアナリスト、スーザン・フェルドマン(Susan Feldman)氏は、「Yahoo!にとってSearchMonkeyの公開は、Googleとの差別化の武器になる非常に重要な取り組みだ。市場の観点から見てすぐれたアイデアと言える」と分析している。
技術的な観点では、Yahoo!側が知っているユーザー情報を織り込んで検索結果を提供することを、ユーザー側が容認すれば、「検索体験は大きく変わり、検索結果の妥当性も向上するだろう」とFeldman氏は予測している。
SearchMonkeyプラットフォームはこの数週間、非公開でベータ・テストが行われてきたが、今後は外部開発者がYahoo!の許諾を得ることなく自由に利用することができる。
現在、開発者は2種類のSearchMonkeyアプリケーションを作成できる。1つは「Enhanced Results」で、一般的な検索結果よりもリッチで便利な検索結果を提供できるが、当該サイトへのリンクしか提供しない。もう1つの「Infobar」は検索結果の下に表示され、補完的なデータや関連サイトへのリンクを提供できる。
Yahoo! Searchの製品管理ディレクター、アミット・クマー(Amit Kumar)氏によると、今のところSearchMonkeyは、Yahoo!の一般的なWeb検索エンジンに対応したアプリケーションの作成にしか利用できず、画像やニュースのような特殊な検索エンジンには対応していない。
Yahoo!は数週間後に、同社のWeb検索エンジンのユーザーがインストールできるSearchMonkeyアプリケーションのギャラリーを開設する予定だ。
SearchMonkeyアプリケーションが収入を生む可能性はないが、Yahoo!は現在、賞金総額2万ドルの「SearchMonkey Developer Challenge」というSearchMonkeyアプリケーションのコンテストを実施している。
(Juan Carlos Perez/IDG News Serviceマイアミ支局)
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