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【解説】
マイクロソフト、「Live Mesh」をクラウド・ベースの開発環境に衣がえ?
クラウド・コンピューティング市場に本格参戦か
(2008年08月05日)
「MobileMe」対抗から「EC2」、「Google App Engine」対抗へ?
| 詳細は「Professional Developers Conference(PDC)2008」で明らかになる(はずだ) |
また調査会社の米国Zapthinkでアナリストを務めるジェイソン・ブルームバーグ(Jason Bloomberg)氏は、「サービスを動作させるクラウド・ベースのフル機能インフラストラクチャを提供するという点において、Live MeshはEC2に(今のところ)及ばない」と指摘する。同氏によると、Live Meshは他のクラウド・コンピューティング・サービスとは異なり、データおよびサーバの仮想化に注力していないという。
さらにBloomberg氏は、Live Meshの“課題”として、サービスの提供対象がWindows対応のデバイス環境に限定され、ほかのクラウド・コンピューティング・サービスのように異機種混在環境をサポートしていないことを挙げる。
「ほとんどのエンタープライズ・ユーザーやヘテロジニアスな環境を利用しなければならないユーザーにとって、(Windows対応のデバイス環境に限定される)Live Meshは実質的に無価値だ」(Bloomberg氏)
それでもLive Meshを開発プラットフォームとして浸透させたいMicrosoftにとって、Live Meshを開発者に売り込むことは最重要ミッションである。
「Microsoftは過去の経験から、早期に開発者をターゲットにすることが“カギ”になると学んだのだろう。開発者を取り込めなければプラットフォーム戦争には勝てない」(Hammond氏)
米国Googleや米国Facebookといった企業もみずからAPIを公開し、自社のオンライン・サービス対応のアプリケーションを開発者が簡単に構築できるよう、策を講じている。特にGoogleはこうした戦略のおかげで、同社のオンライン・アプリケーションを、さまざまな携帯デバイスに搭載させることに成功している。
MicrosoftがGoogleやFacebookと同様の戦略を考えることは、容易に推測できる。ただし、現時点でその結果を論じるのは時期尚早だろう。
「サービスを“メッシュ化”するというのは、あらゆる対応デバイスからアクセス可能になることを意味するのだろうか。特別な操作をせずに携帯電話と(Microsoftが提供する)サービスを連携させられるのであれば、すばらしいサービスになると思う」(Hammond氏)
同氏は、「多くの企業がクラウド・コンピューティング市場への参入を表明している中で、Live MeshがEC2やGoogleの『Google App Engine』と競合するサービスに成長するのは想像に難くない」と指摘する。また、最近では、米国IBMがクラウド・コンピューティング・プラットフォームの開発に数億ドルを投資する予定だと発表している(関連記事)。
「クラウド・コンピューティング市場のシェア争いに加わる意思を表明することが、現在の流行のようだ」(Hammond氏)
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