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ITIL/運用管理
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【Computerworld Conference 2008 Winter】
「サービス」の真意をとらえ、社内体制を整える――そこからSOAプロジェクトは始まる
経営層とIT/IS部門に求められる、業務視点のシステム構築
(2008年03月18日)
ベンダーのSOA化に向けた
アプローチをガイドラインに
特別講演では、アイ・ティ・アール(ITR)シニア・アナリストの生熊清司氏が、SOA導入の現状の問題点と、今後、企業がとるべきアプローチについて説明した。
生熊氏はまず、ITRが実施した動向調査を基に、国内企業のSOA導入の現状を紹介。それによると、SOAベースでのシステムを構築していると答えた企業の割合は全体のわずか3.5%、大企業に限っても7.3%足らずと、きわめて低い結果が出ている。
その原因は非常に広範にわたる。具体的には、アプリケーションからサービスを切り出す明確な方法論が存在しないこと、データの一元化が現実的に非常に難しいこと、サービスの適切な粒度の見極めが困難なこと、IT資産の棚卸のためのマンパワーが不足していることなどが挙げられる。
| 生熊清司氏は、ERPベンダーの取り組みをSOA導入のガイドラインとして活用することを提案した |
ただ、こうして課題は山積しているものの、SOAは今後、システム/アプリケーション構築を進めるうえで不可欠な存在となると生熊氏は断言した。「システムの柔軟性向上や再利用促進を通じたITコストの削減というビジネス・ニーズの高まりにこたえるためには、SOAの活用が最も現実的な解と言える」(生熊氏)
では、SOAの導入を図っていくうえでユーザーは何を指標とすべきなのか。生熊氏によると、純粋なSOA関連製品以外のITベンダー各社の取り組みにも、参考にすべきものがあるという。
最近、IT業界で合併・買収が相次いでいるのは周知のとおりである。また、ERPベンダーは自社製品のSOA化を積極的に推し進めている。「買収により手に入れた複数のアプリケーションの統合手法や、ERPベンダーのSOA化に向けた取り組みは、“サービス”によって業務横断的な構成となるシステムの姿を見極め、自社に展開する際に、有効なガイドラインになりうる。サービス化に向けたノウハウを定義した資料を公開している大手ベンダーもある」(生熊氏)
続けて、生熊氏はSOAの導入でユーザーが考慮すべきポイントを解説。同氏は、モジュール化/サービス化を進めるうえでは、外部のサービスやテンプレートの利用を、データ統合のためにはマスタ・データ統合を、システム・インフラの整備にはテクノロジーの標準化と仮想化技術の採用をそれぞれ提案した。また、技術面よりも、先に実際のビジネスを考慮したうえでシステムを構築する必要性を訴え、講演を締めくくった。
| 「Computerworld Conference 2008 Winter」の会場となった六本木アカデミーヒルズ |
【セッション・リポート】
“段階的システム最適化”のアプローチで
業務改革を実現する日立の「Cosminexus」
SOAに基づいた変化即応型システムの構築を強力に支援
経営環境の変化が激しさを増すなか、SOAによるシステム全体の最適化が求められている。SOAの適用により、システムに柔軟性が増し、ひいては変化に即応できる業務プロセスが構築できると期待されているからだ。日立製作所では、この業務プロセス改革を“段階的な全体最適化”のアプローチで推進することを提唱している。セッションでは、それを実現するための統合システム構築基盤「Cosminexus」や、システム構築をフォロー・アップする取り組みなどが紹介された。
【セッション・リポート】
SOAの本質的効果を導き出すBEAのROIモデル
「BEA Costs & Benefitsフレームワーク」
SOAの“効果の見えにくさ”を解消するベスト・プラクティス
ITのROI(投資利益率)について考えたとき、IT化の成果は、工数削減のようにその金額的な効果がはっきりと表れるものと、見える化や顧客満足度向上のように金額に換算できないものに分けられる。SOA導入の効果はまさしく後者に当てはまるもので、そうした事実がSOA普及を阻害する障壁となっている。セッションでは、そのような障壁を打破し、SOAを推進する方法として、日本BEAシステムズ(以下、BEA)が提唱するベスト・プラクティスが紹介された。
【セッション・リポート】
低コストで段階的な導入を進める
ソニック ソフトウェア「Sonic ESB」のSOAアプローチ
システム統合の現実解、ESBのメリットを存分に生かす
多種多様なシステム/アプリケーションをサービス化して、SOAベースのシステム統合を可能にするESB(Enterprise Service Bus)。さまざまなESB製品が提供されるなか、ソニック ソフトウェアの「Sonic ESB」は、そのスケーラビリティや管理の容易性、可用性の高さなどが評価され、金融機関をはじめ数多くの企業に導入されてきた。セッションでは、このSonic ESBの特徴や導入事例を基にした、現実的なSOA導入のあり方などについて解説が行われた。
【セッション・リポート】
SOAでビジネス・インフラ全領域の統合を図る
「webMethods 7.1」
レガシー資産を最大限に生かしたガバナンスを実現
IT基盤分野で豊富な実績を持つソフトウェア・エー・ジーが近年注力しているのは、SOAによる、柔軟性・俊敏性の高いビジネス・インフラの実現である。同社は2007年6月に米国webMethodsを買収したことで、レガシー・システムからビジネス・アクティビティに至るビジネス・インフラの全領域において、一貫した製品提供が可能になった。セッションでは、SOAライフサイクルの各段階における課題を示しつつ、同社のビジネス・プロセス統合スイート「webMethods 7.1」が紹介された。
























