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[米国] 【HP Software Universe 2008】
新ソフトウェア事業戦略を打ち出したHPの“本気度”

10の動向に見るHPのソフトウェアにかける意気込み

(2008年06月20日)

米国Hewlett-Packard(HP)は、今週、米国ネバダ州ラスベガスで開催された同社主催のコンファレンス「HP Software Universe 2008」(17日〜19日開催)において、ソフトウェアおよびサービス事業の強化計画を打ち出した。本稿では、この説明の中から、同社がソフトウェアにかける意気込みを示す10の動きをピックアップし、その“本気度”を確かめてみたい。

Denise Dubie
Network World米国版

1. R&Dに年間40億ドルを投入

「HP Software Universe 2008」のWebサイト

 HPの会長兼CEO、マーク・ハード(Mark Hurd)氏は、2,600人を超すコンファレンス出席者に、HPはR&Dに年間40億ドル近くの予算を投入しており、その約70%に当たる約28億〜30億ドルが、何らかのソフトウェアに投入されてきたことを明らかにした。

 「世界最高のソフトウェア・メーカーとなるためには、各分野で市場シェアを獲得するだけでなく、最もすぐれたソフトウェア事業を展開することが重要だ」とHurd氏は強調する。

2. ソフトウェア事業の飛躍的成長

 HPによると、同社の全売上高は1,000億ドルを突破したという。だが、そのほとんどはハードウェア事業によるもので、ソフトウェア事業による売上げ規模は非常に小さい。数年前には売上高が全体の1%に満たず、かろうじて利益を上げていた程度だったが、HPのソフトウェア事業は、ここ2〜3年で飛躍的な急成長を遂げ、今では3,500人の従業員を抱えるまでに至った。また、売上高も前年は約20億ドルだったが、業界調査の統計から見て、今年は30億ドルに迫る見通しとHPは述べている。

3. VMwareとの提携で仮想化を強化

 HPは今週、同社の管理ソフトウェアで仮想サーバ環境をよりよく管理/最適化できるようにすることを目的に、ハイパーバイザ市場最大手のVMwareと提携した。業界観測筋はこの提携について、大手管理ベンダー4社の中で初めてのものと指摘。市場としてはまだ初期段階にあるが、仮想システム管理が今後、ベンダーの競争優位を変える技術になるとの見通しを示している。

 米国Forrester Researchのシニア・アナリスト、イブリン・ハバート(Evelyn Hubbert)氏は、「大手管理ベンダーがVMwareと共同でR&Dや開発を行うのは初めてだ。ただしHPは、製品ロードマップを提示し、この提携には実質的な内容が伴っていることを示す必要がある」と指摘している。


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