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[米国 ] 【フォレスター調査】
IT部門が最も欲しいのはプロジェクト管理者

セキュリティ技術者、システム・アーキテクトにも高いニーズ

(2007年03月12日)

 決定権を持つITマネジャーたちがいま最も採用したいスタッフはプロジェクト管理者で、セキュリティ技術者とシステム・アーキテクトがこれに続いている──こんな調査結果を米国フォレスター・リサーチが明らかにした。

 フォレスターが3月8日に公表した調査リポートは「IT Staffing Data」シリーズの第3弾となるもので、調査自体は、決定権を持つIT部門のマネジャー281人を対象に、昨年11月に実施された。

 同リポートによると、回答者の55%は、採用したいIT専門家としてプロジェクト管理者を挙げている。これは、とりわけビジネス重視の姿勢が強いIT部門に多く見られる傾向だとリポートには記されている。そうしたIT部門は、ビジネス部門の要望に沿ったかたちでプロジェクトを遂行できる人間を強く求めており、フォレスターではこうした傾向が今後さらに高まるとの見通しを示している。

 また、多くのITマネジャーは情報セキュリティ関連の技能を持つ人材にも注目しているようだ。セキュリティに強いITスタッフを採用したいと答えたマネジャーは、全体の3分の1近くに上った。

 システム・アーキテクトについても、ITマネジャーの4分の1が「求めている」と答えている。ここでのアーキテクトとは、アーキテクチャ・フレームワークの保守や設計、運用を専門とする技術者だ。多くのITマネジャーは、マルチプラットフォームの構築経験とビジネス関連の知識をベースにIT戦略を立案できる能力を求めていると、フォレスターでは述べている。

 一方、回答者の60%は、変更管理やサービス管理に関する研修をITスタッフに受けさせる予定だと答えた。これに関してフォレスターの調査リポートは、「変更管理の技能を持つ人材の確保が難しいという事情が、IT業務の自動化とオーガニックIT部門(自動化されたインテリジェント・データセンターを指すフォレスターの用語)の導入を促進する動きの背景にある」と分析している。

 このほか、管理という面から見ると、ベンダー管理や調達管理に関係する研修予算も増額されそうだ。ITマネジャーの56%は、サードパーティとの関係管理や契約交渉、ベンダーのリスク評価、SLA(サービス・レベル契約)の監督といった能力を高めるための研修を今年実施することを計画している。フォレスターによると、回答者のおよそ半数は専任のベンダー管理担当者を社内に置いており、これらの担当者がアウトソーサーや下請け企業が行っている業務の28%を管理しているという。

 フォレスターの調査からは、対人関係に関する技能(「ソフト技能」とも呼ばれている)を重視する傾向が高まりつつあることも見てとれる。ITスタッフ採用の決め手としてコミュニケーション能力を重視すると答えたITマネジャーは実に75%に上った。チームとの協調性を挙げる回答者も多く、全体の69%を占めている。

 そのほか、多くの回答者が挙げたのは、システマティックな問題解決能力(50%)、計画立案(48%)、優先順位設定、(同)、目標設定能力(同)、意思決定能力(41%)などだった。

(デニス・ドゥビー/Network World オンライン米国版)




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