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ITIL

[スペイン] 【HP Software Universe 2007 Barcelona】
HP、BTOポートフォリオに旧Opswareの運用自動化ソフトを追加

Opswareの元CEO、「BTO戦略の“要”の製品」とアピール

(2007年11月27日)

 米国Hewlett-Packard(HP)は11月26日、「HP Software」製品群における「Business Technology Optimization:ビジネス・テクノロジーの最適化(BTO)」戦略を強化する一環として、ITの運用管理を自動化するソフトウェア・スイート「Automated Operations 1.0」を発表した。

 この発表会は、同社が11月27日から30日までの4日間、スペイン・バルセロナで開催する企業ユーザーを対象とした同社のプライベート・コンファレンス「HP Software Universe 2007 Barcelona」に先がけて行われたもの。

 今回、新製品として発表されたAutomated Operations 1.0は、HPが今年7月に買収したデータセンターの自動化関連製品ベンダー、米国Opswareの「Opsware Orchestrator」を基盤としたソフトウェア・スイートである。Opsware Orchestratorは、複数のITシステム間のワークフロー連携やオーケストレーション(編成)を自動化するためのソフトウェアで、異なるシステム管理ツール間でのデータのやり取り、ITシステムの変更管理およびエンド・ツー・エンドのプロセス・リポート作成、変更作業によって派生した承認に関するコンプライアンス管理、ITIL(IT Infrastructure Library)プロセスのサポートなどの機能を備えていた。

Automated Operations 1.0の説明を行ったBen Horowitz氏は、米国OpswareでCEOを務めていた人物である

 発表に登壇した同社シニア・バイスプレジデント兼BTOビジネス・テクノロジー部門ゼネラル・マネジャーのベン・ホロヴィッツ(Ben Horowitz)氏は、「サーバの運用やクライアント管理などのITサービスを自動化することで、顧客はヒューマン・エラーによるITトラブルを減らし、人的コストを抑制することができる」と語り、Automated Operations 1.0が同社のBTO戦略の“要”となることを強調した。

 HPの言うBTOは、ビジネスの視点からITの戦略立案、開発/品質管理、運用、廃棄までのライフサイクルを適切に管理することで、ITの効率とビジネス価値の最大化を目指すためのコンセプトである。ITプロジェクト管理やSOAガバナンスといった全社的な「戦略」、アプリケーション/システムの開発からそのパフォーマンスの検証、セキュリティ管理を行う「アプリケーション」、システムごとの運用とITILに基づく総合的な運用を行う「運用」の3領域を、横断的に網羅するITマネジメント環境を提供するというものだ。ちなみに、このBTOを最初に提唱したのは、同社が2006年7月に買収したMercury Interactiveである。

 Horowitz氏は、Automated Operations 1.0について、BTOの“運用”全体を網羅するソフトウェア・スイートであることを強調した。「この製品は、ITサービス管理(ITSM)、ビジネス・サービス管理(BSM)、ビジネス・サービス自動化(BSA)の3つのカテゴリーで構成されており、それぞれのカテゴリーにHPの旧「OpenView」製品群をはじめ、近年HPが買収したMercury、Peregrine、Opswareの製品群を最適な形で振り分けた」(Horowitz氏)

HP Softwareの「BTO」ソフトウェア製品ポートフォリオ。Automated Operations 1.0は「OPERATIONS(運用)」部分を網羅するものだ(画面右部分)

 なお、Automated Operations 1.0には、同時にバージョンアップが発表された「Service Manager 7.0」「Decision Center 2.0」「Change Control 4.0」の3製品も包含されている。

 このうち「BSA」は、今回新たに発表されたカテゴリーである。Opswareデータセンター自動化ソフトウェアと、HPのクライアント/ストレージ自動化ソフトウェアを統合し、データセンターのネットワーク、サーバ、アプリケーション、ストレージからクライアントに至る、エンド・ツー・エンドでの自動化を実現しようというものだ。

Michel Feaster氏は「HPの自動化ソフトウェアの強みは、データセンターからクライアント、モバイルに至るまでの自動化ソフトが提供できることだ」と語った

 HPのソフトウェア部門製品ディレクター、ミッシェル・フェスター(Michel Feaster)氏は、「システムのダウン・タイムの80%は、システムの変更に起因する。これを防ぐには自動化は不可欠だ。ミッション・クリティカルが求められる環境では、ネットワークの変更がストレージのトラブルを引き起こすといったことは許されない」と、すべての分野が統合した形で自動化する重要性を強調した。

 BSAを実現するソフトウェアについては「すべて手に入れた」とMichel氏。同氏は、今後、同分野での買収を「行わない可能性が高い」として、過去数年間で65億ドルを費やしてきたM&Aが一段落したことを伝えた。

HP Software Universe 2007 Barcelonaコンファレンスが開かれるスペイン・バルセロナ市街

(鈴木恭子/Computerworld)




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