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訴訟/知財問題
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[米国]
ソフト業界団体SIIA、eBayでの海賊版ソフト販売で業者を提訴
オークション・サイトで蔓延する違法ソフト販売に訴訟で応戦
(2008年03月21日)
米国の業界団体であるソフトウェア情報産業協会(SIIA:Software&Information Industry Association)は3月20日、オークション・サイトの米国eBayで海賊版ソフトウェアを販売した業者に対する8件の訴訟を新たに提起した。
SIIAは、今年2月にも同様の訴訟を9件起こしており、今回の訴訟はそれに続くものだ。SIIAの法律顧問スコット・ベイン(Scott Bain)氏によると、eBay上での海賊版ソフトウェア販売に関してSIIAが起こした訴訟は、過去2年間で25件を超えているという。
今回の訴訟は、SIIAが米国Adobe Systemsに代わりカリフォルニア北部地区連邦地裁で起こしたもので、アリゾナ、テキサス、ペンシルベニア、ニュージャージー、カリフォルニア、コネチカット、フロリダの販売業者らを、不正にコピーしたAdobe Photoshop CS3などのソフトウェアをeBayで販売したとして訴えている。
SIIAの幹部は、海賊版ソフトウェア販売の防止策についてeBayと話し合いを持ったが、eBay側はSIIAの提案を受け入れなかったという。このときSIIAは、ソフトウェアを固定価格で落札可能なオークションなどを廃止するようeBayに求めていた。またSIIA海賊行為防止部門のシニア・バイスプレジデント、キース・クプファーシュミード(Keith Kupferschmid)氏によると、eBayは、海賊ソフトの撲滅を訴える広告の掲載も拒否したという。
一方、eBayの広報担当者ニコラ・シャープ(Nichola Sharpe)氏は、同社は海賊版ソフトウェアの販売を抑制するための対策を取っていると説明する。具体的には、ソフトウェアを対象としたオークションのうち、終了までの期間が1日のものを廃止したほか、同3日間のオークションについても大部分を廃止したという。また、ソフトウェア販売業者に対しては、PayPalによる認証を受けるよう求めており、VERO(Verified Rights Owner)プログラムも1989年から導入しているとのことだ。VEROは、出品されている品物が海賊版などであった場合に、その著作権所有者がeBayに品物の削除を求めることができる制度である。
ただしSharpe氏は、eBayのサイト上では随時数百万件の品物が販売されているため、eBayが個々の品目の信頼性を確認することは不可能と語る。「われわれは、真贋を見分ける専門家にはなれないし、海賊版の専門家でもない」(同氏)
なお、SIIAのKupferschmid氏は、eBayで販売されているソフトウェアのおよそ90%が海賊版であるとするSIIAの見解を紹介している。
SIIAのBain氏は、SIIAがこの2カ月間に計17件の訴訟を起こしたことについて、「海賊版ソフトウェアのオンライン・オークション販売を追放するため、これまでで最も積極的なキャンペーンを展開している」と話す。「海賊版ソフトウェアの業者がオークション・サイトで自由に活動できるということになれば、海賊版とは知らずにソフトウェアを購入した消費者や正規のソフトウェア販売業者に多大な損害が生じることになる」(同氏)
Bain氏によると、海賊版ソフトウェアを購入してしまった人が、そのことをSIIAに届け出た場合、SIIAではその届出人に奨励金を与えるプログラムを定期的に実施しているという。同氏は、オークション・サイトでソフトウェアを購入しようとしている人に対し、「出品者と価格をチェックする必要がある。700ドルで売られているAdobe Photoshopを100ドルで手に入れた場合、正規のソフトウェアである可能性は低い」と警告している。
(Grant Gross/IDG News Service ワシントン支局)
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