【 ここから本文 】
- TOP
- > Topics : 訴訟/知財問題
- >
訴訟/知財問題
ソーシャルブックマークに登録 :
印刷用ページの表示
[米国]
FTC、独禁法違反容疑でインテルを正式調査
業界団体は調査を歓迎、「なぜもっと早く……」との声も
(2008年06月09日)
米国連邦取引委員会(FTC)は6月6日、独占禁止法違反の疑いで米国Intelに対する調査を開始した。これは同日付けでIntelが明らかにしたもの。同社は6月4日にFTCからの召喚状を受け取ったことを明らかにしたうえで、「FTCの調査に協力し、情報を提供する」との声明を発表している。なおFTCは、2006年から同社に対する非公式の調査を行っていた。
Intelは声明の中で、「当社の業務慣行は、米国の法律を順守していると確信している。マイクロプロセッサ業界は競争が激しく、当社の行為は必要に迫られてのことである」と述べている。同社によると、マイクロプロセッサの価格は、2000年から2007年の間に42%以上下落したという。
一方、FTCの広報担当者は、Intelに対する調査を開始したことは認めたが、調査内容の詳細は明らかにしていない。
Intelは今年6月4日、マイクロプロセッサ市場での支配的な地位を濫用したとして、韓国の公正取引委員会(KFTC)から260億ウォン(2,542万ドル)の罰金を科せられた。
KFTCによると、Intelは韓国のコンピュータ・ベンダーにリベートを提供し、ライバル社である米国AMDのマイクロプロセッサを採用しないように働きかけたという。
また、ニューヨーク州で司法長官を務めるアンドリュー・クオモ(Andrew Cuomo)氏も、今年1月から独占禁止法違反の疑いでIntelの調査を開始している。
さらに日本の公正取引委員会(JFTC)は2005年、独占禁止法に抵触したとして、Intelに排除勧告を行っている。同様に欧州委員会は2007年7月、Intelがマイクロプロセッサ市場での優位的な地位を乱用したとして、同社に異議告知書(Statement of Objections)を送付している。
今回のFTCの調査についてAMDの広報担当者は、「今すぐコメントすることはできない」とのコメントを発表した。
ただし、AMDも加盟している情報通信技術分野の業界団体Computer&Communications Industry Association(CCIA)は、FTCの調査開始を歓迎しているようだ。
CCIAで会長兼CEOを務めるエド・ブラック(Ed Black)氏は、「FTCの正式調査は、もっと前から行われるべきだったが、日本、欧州委員会、韓国に続き、米国政府もようやく腰を上げたことは評価できる。Intelは強力な製品群を擁している。その力を濫用し、法律を無視してまで業績を上げようとする姿勢はまちがいだ」と述べた。
(Grant Gross/IDG News Serviceワシントン支局)
- 関連キーワード
- Intel│米国連邦取引委員会(FTC)│トレンド│訴訟/知財問題│IT業界動向
[米国]ニューヨーク司法長官、独禁法違反容疑でIntelを調査開始
「Intelの行為は徹底的な調査に値する」とコメント
TICK TOCK戦略に基づき、サーバ/デスクトップ/モバイルの各レイヤでマルチコアCPUを推進
[米国]インテル初の6コアCPU「Dunnington」、今年下半期に出荷へ

19億個のトランジスタと16MBのL3キャッシュを搭載し、45nmプロセスで製造




