【 ここから本文 】
- TOP
- > Topics : 訴訟/知財問題
- >
訴訟/知財問題
ソーシャルブックマークに登録 :
印刷用ページの表示
[米国]
マイクロソフト、音声認識技術の特許侵害訴訟で勝訴
原告のアルカテル・ルーセントは控訴の方針
(2007年03月05日)
フランスのアルカテル・ルーセントSAがマイクロソフトを相手取って起こしている特許訴訟で、3月1日、訴えの一部を退ける決定が下された。アルカテル・ルーセントは、この決定を不服として控訴する考えを明らかにしている。
マイクロソフトの広報担当であるジャック・エバンズ氏によると、サンディエゴ地方裁判所の判事は1日、同社が音声認識技術の特許を侵害したとするアルカテル・ルーセント側の訴えを退ける決定を下したという。
サンディエゴ地裁では、一連の訴訟で2回目となる審理が3月19日に予定されており、音声認識技術はその審理で取り上げられることになっていた唯一の特許だという。今回の決定を受け、3月19日の審理は中止になった。
マイクロソフトの副社長兼法律顧問であるトム・バート氏は、電子メールを通じて、「複雑な特許訴訟だが、公正に審査すればアルカテル・ルーセント側の主張に説得力はないという当社の主張をあらためて裏付ける決定だ」との声明を出した。
マイクロソフトの特許侵害訴訟を巡っては、個別に起こされている6件の訴訟のうちの最初の1件(MP3エンコーディング/デコーディング技術に関するもの)で、陪審が2月22日に15億ドルの賠償金支払いをマイクロソフトに命じた。
この15億ドルという賠償金は、ルーセント・テクノロジーズ(当時)が2003年からマイクロソフト、デル、ゲートウェイを相手取って起こしている訴訟の中で最高額と考えられている。また多くの専門家は、この決定により、MP3技術を使っている他の企業もアルカテル・ルーセントから訴えられる可能性が高まったとの見方を示している。
ルーセント・アルカテルの広報担当者、マリー・ルー・アンブラス氏によると、マイクロソフトは先々週、3月に審理されることになっていた特許侵害訴訟について、正式な事実審理を省略した略式判決を出すよう請求しており、3月1日に下された決定はこの略式判決だという。ルーセント・アルカテルは、今回の決定を不服として控訴する予定だという。
アンブラス氏は、IDG News Serviceへの電子メールで、「当社は、研究開発に毎年数十億ドルの資金を投入しており、発明の成果は、合理的な条件で他のあらゆる企業に提供している。われわれとしては、今後の審理を通じて、自社の発明を他社に提供することに対する公正で合理的な代価を求めていきたい」と説明している。
マイクロソフトのエバンズ氏によると、アルカテル・ルーセントの特許侵害訴訟では、5月21日に第2、第3の訴えに関する審理が予定されている。これらの訴えは、ユーザー・インタフェース技術に関するものであり、マイクロソフト、デル、ゲートウェイが被告になっている。また他の3件の訴えについても、年内に審理が行われる予定で、このうちの2件でマイクロソフトが被告になっている。
マイクロソフトは、対アルカテル・ルーセント訴訟以外にも、重要な特許訴訟を抱えている。AT&Tとの間で6年前から争われている訴訟では、2月21日に最高裁判所で冒頭陳述が行われた。
(エリザベス・モンタルバノ/IDG News Service ニューヨーク支局)
- マイクロソフト(米国)
- http://www.microsoft.com/
- アルカテル・ルーセント(フランス)
- http://www.alcatel-lucent.com/
[米国]米国連邦地裁、マイクロソフトに15億ドルの賠償命令?
アルカテル・ルーセントによるMP3特許侵害訴訟で陪審が評決


