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訴訟/知財問題
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[米国]
ブロードコム、クアルコムを州法違反で新たに提訴
不正行為に対する損害賠償と特許適用の差し止めを要求
(2007年04月16日)
ファブレス半導体メーカーの米国ブロードコムは4月12日、CDMA技術大手のクアルコムを相手取って新たな訴訟を起こした。ブロードコムは、2つの標準化団体でのクアルコムの活動において、カリフォルニア州法に違反する詐欺行為、契約違反、不正競争があったと主張している。
ブロードコムは、カリフォルニア州オレンジ郡上級裁判所に提起したこの訴訟で、クアルコムが不正に得た利益の返上と補償的および懲罰的損害賠償に加え、ブロードコムとその顧客への特定特許の適用に対する差し止め命令を求めている。
クアルコムは、世界で使われるCDMA/W-CDMA方式の携帯電話端末および基地局の中核技術を他社にライセンス供与しており、モバイル・ブロードバンド・インターネット分野で多数の新技術を開発している。だが、このところ同社が原告または被告となる訴訟が増加中だ。
例えば、クアルコムは先週、フィンランドのノキアが特許技術のロイヤリティとして支払った2,000万ドルの受け取りを拒否した。これにより、両社のライセンス契約継続を巡って泥沼化しつつある紛争は今後も続くと見られている。両社のライセンス契約は今月終了することになっている。
ブロードコムは声明で、クアルコムの不正行為の例を訴状で多数挙げていると述べたうえで、2つの例を指摘した。1つは、3月22日に米国の地方裁判所判事が認定した事実で、「クアルコムは、ビデオ圧縮規格H.264に関連するいくつかの特許を、同規格を策定した国際団体に開示すべきだった」というものだ。同裁判所は、この問題の是正措置に関する審問を5月2日に実施する。
もう1つの例は、新しい無線ブロードバンド規格を策定していた802.20作業部会の活動を、昨年6月にIEEEが一時停止したことに関連している。この決定は、クアルコムが同作業部会の審議に不適切な影響を与えたというIEEEの判断に基づいていた。その背景には、同作業部会の議長が、コンサルタントとしてクアルコムから報酬を得ていたと認めたことなどがある。なお、IEEEが作業部会の活動を一時停止するのはまれだが、前例がないわけではない。
ブロードコムの法務責任者であるデビッド・ダル氏は、声明の中で「クアルコムが長年にわたって業界の標準化プロセスでごまかしを行い、消費者とブロードコムのような競合他社に多大な費用負担を強いてきたことが判明した」と述べている。
こうしたブロードコムの主張に対し、現時点でクアルコムのコメントは得られていない。
ブロードコムとクアルコムはこの数年来、訴訟合戦を繰り広げている。昨年12月には、クアルコムの携帯通信基地局用チップがブロードコムの特許を5つの点で侵害しているという以前に出された判断を、米国国際貿易委員会が追認した。ブロードコムによると、同委員会は是正措置を5月8日に決定するとしている。その1週間前には、米国の別の地方裁判所で、クアルコムがブロードコムの別の3件の特許を侵害しているというブロードコムの訴えに関する裁判が開始される予定だ。
(Network World オンライン米国版)
- 米国ブロードコム
- http://www.broadcom.com/



