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[世界]
Fedoraプロジェクト、Linux新版のFedora 9を正式リリース
持ち運びに便利なUSBメモリからのブートが可能に
(2008年05月14日)
米国Red Hatが支援するFedora Projectは5月13日、無料のLinuxディストリビューションであるFedora 9の正式版をリリースした。
Fedora 9(開発コード名「Sulphur」)が備えるユニークな機能としては、USBメモリに格納して持ち運びができる点が挙げられる。ユーザーは、USBメモリからFedora 9をブートし、その環境にアプリケーションを追加したりデータをダウンロードしたりすることができる。
またFedora 9は、同OSとして初めて「KDE 4.x」デスクトップ環境をサポートした。KDE 4.xには、統合デスクトップ検索機能、新しいユーザー・インタフェース、マルチメディアAPI、ハードウェア・インテグレーション・フレームワークが含まれている。
| Fedora 9が正式にリリースされたFedora ProjectのWebサイト |
さらにFedora 9は、IDの認証および一元管理に役立つ「FreeIPA」を備えている。
FreeIPAには、Fedoraディレクトリ・サーバ/FreeRadius/MIT Kerberos/NTP/DNS/Samba/Webブラウザ/コマンドライン・ツールが、プロビジョニングと管理用に含まれている(FreeIPAのIPAは、「Identity、Policy、Audit」の略)。
今年3月、Red HatのFedora担当プロジェクト・リーダーであるPaul Frields(ポール・フィールズ)氏は、「証明書管理機能の統合やグループ・アクセス制御と監査ログの収集に関し、集中管理できるようにすることを(Fedora 9で)計画している」と語っていた。
Fedoraの商用版OSとも言えるRed Hat Enterprise Linux(RHEL)にFreeIPAを採用すれば、堅牢なIDアクセス管理フレームワークを実現することができる。
そのほかFedora 9では、セキュリティ/電源管理/ファイルシステムなどが強化されたデスクトップ環境の「Gnome 2.22」や、「Java SE 6」のオープンソース版「OpenJDK6」が含まれている。
また、「Firefox 3 Beta 5」の同梱や、ファイルシステムであるext2/ext3/NTFSのインストール時におけるパーティション・サイズの変更をサポートしたほか、暗号化されたファイルシステムの作成とインストールのサポート機能も組み込まれている。
オープンソース・パッケージの統一インストーラとも言えるパッケージ管理システム「PackageKit」も含まれている。PackageKitのバックエンドは、オープンソースのコマンドライン・パッケージ管理ユーティリティである「Yellow dog Updater,Modified(YUM)」がベースになっている。
Fedora ProjectはRed Hatが出資する独立したオープンソース・コミュ二ティであり、Fedora ProjectのLinuxディストリビューションに加えられる改良点の多くはRHELにも採用されている。
(John Fontana/Network World米国版)
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