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[米国]
ヤフーの1Q決算、予想を上回る好業績に
買収回避に向けて一歩前進
(2008年04月23日)
米国Yahoo!は4月22日、2008年第1四半期(1-3月期)決算を発表した。今回の決算はMicrosoftによる敵対的買収を回避したいYahoo!にとって大きな意味を持つと注目されていたが、結局、アナリストの予測を上回る増収増益を果たした。
発表によると、2008年第1四半期の売上高は前年同期比9%増の18億1,800万ドルで、広告パートナーに支払うトラフィック獲得コスト(TAC)を除いた売上高も前年同期比14%増の13億5,200万ドルと、米国Thomson Financialがまとめたアナリストの事前予測13億2,400万ドルを上回った。
また、純利益も5億4,200万ドル(1株当たり37セント)と、前年同期の1億4,200万ドル(1株当たり10セント)から大幅にアップした。この数字には、中国のeコマース大手である阿里巴巴(Alibaba.com)の新規株式公開に伴う非現金利益4億100万ドルが含まれている。
一方、一時費用を除いたプロフォーマ・ベースの純利益は1億5,000万ドル(1株当たり11セント)と、前年同期の1億5,400万ドル(1株当たり11セント)から微減となったものの、アナリストの事前予測(1株当たり9セント)は上回った。
Yahoo!の経営陣はMicrosoftが2月1日に発表した420億ドルでの買収提案に対し、「Yahoo!の価値を過小評価しており、株主の利益につながらない」と反発し、ほかの選択肢を積極的に検討しているが、今のところ、いずれも具体化には至っていない。
そうしたなか、第1四半期決算はMicrosoftの買収提示額の妥当性を検証する基準として、大きな注目を集めていた。またYahoo!は3月には、今後3年間で営業キャッシュ・フローを19億ドルから37億ドルに倍増し、TACを除く売上高を2010年に88億ドルまで拡大するための財務計画を発表している。
Yahoo!のCEO、ジェリー・ヤン(Jerry Yang)氏は同日の電話会議で次のように語った。「今回の四半期決算には非常に満足している。3月に発表した今後3年間の成長計画の実現に向けて当社が順調に前進しているあかしと言えるだろう。当社経営陣は株主の利益を最大限に高めるための選択であれば、Microsoftによる買収も含め、どんな選択肢でも受け入れるが、Microsoftによる買収提案が同社の価値を著しく過小評価しているとの考えに変わりはない」
なお、今後についてYahoo!は、第2四半期の売上高を17億3,000万〜19億3,000万ドル、通年の売上高を72億〜80億ドルと見込んでいる。
MicrosoftはYahoo!の買収額の引き上げを拒否し、今週26日までに合意に達しなかった場合には、敵対的買収に向けて委任状争奪戦を仕掛ける意向を明らかにしている。
(Juan Carlos Perez/IDG News Serviceマイアミ支局)
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