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[米国]
マイクロソフト、ヤフー買収の断念を検討
「ヤフーを買収せずとも、オンライン・ビジネスでの成功に自信がある」
(2008年04月28日)
米国Microsoftは4月24日、米国Yahoo!に買収提案を撤回する用意があることを重ねて表明し、Microsoftには、Yahoo!を買収しなくとも、インターネットの世界で成功を収める技術的手腕があると信じているという見解を表明した。
MicrosoftのCFO(最高財務責任者)、クリス・リデル(Chris Liddell)氏は、同社の業績について話し合う電話会見で、「最近役員会で述べたとおりで、進展がないのなら、当社の選択肢を再検討することになる」と述べた。
先週末は、Microsoftが買収についてみずから設定した期日で、その後は446億ドルの買収提案をYahoo!の株主に持ちかけるとしていた。Liddell氏は24日に、Microsoftは買収提案をYahoo!の株主に持ちかけるか、「提案を撤回して、組織外および組織内の機会に集中する」と述べた。これは提携と、Microsoftのオンライン・ビジネスを社内で進めることを意味する。
Liddell氏の発言はCEO(最高経営責任者)のスティーブ・バルマー(Steve Ballmer)氏が23日にミラノで述べたことの反復である。だが、Ballmer氏のコメント以前は、Microsoftが買収提案の撤回を検討している様子はなかった。
Ballmer氏はYahoo!取締役会宛ての4月5日付の公開状に、「今後3週間以内に合意に達しなかった場合、Yahoo!取締役会に代わる別の取締役候補名簿による委任状争奪の開始などを通じ、当社の提案を貴社株主に直接訴えざるをえない」と記している。Liddell氏は24日に、Yahoo!の買収取引が実現しなかった場合のMicrosoftの可能性について次のように述べた。
「Yahoo!との連携の有無に関係なく、Microsoftはオンライン広告市場にフォーカスしている。Yahoo!を買収で獲得することはMicrosoftの発展を加速させるうえで有用だが、Microsoftには有能なエンジニアリング・チームがあり、MSNおよびLiveコンテンツ・ビジネスに重要な資産を有している。Microsoftは組織内の投資を通じ、オンライン広告市場での競争に全力で取り組んでいる」
現在、MicrosoftのYahoo!買収の最終的な行方に関するアナリストの見解は分かれている。米国McAdams Wright Ragenのエクイティ調査担当アシスタント・バイスプレジデント、シド・パラク(Sid Parakh)氏は24日、シアトルで開催されたIT投資フォーラムにおいて、「440億ドルという額は、実際にうまくいっていない、一連の問題を抱えた案件に対する投資額としては多すぎる。両社の統合が実現したとしたら、それは悪夢となるだろう」と述べている。
だが別のアナリストは、MicrosoftにとってYahoo!の買収は、漸進的変化のみによってライバルに追いつこうとするMicrosoftのこれまでの戦略からの脱却となるのでプラスになると見ている。米国Pacific Crest Securitiesの調査担当ディレクター、スティーブ・リドバーグ(Steve Lidberg)氏はこう述べている。
「こうした漸進的変化があるかぎり、コア・ビジネスの中心が劣化すると思われる。Yahoo!の買収のような有効な措置を講じないかぎり、Microsoftは米国Googleなどの企業と競争可能な十分に革新的な製品を開発できないだろう」
(Nancy Gohring/IDG News Serviceシアトル支局)
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