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【インタビュー】
目指すは、CRMの“デファクト・スタンダード”
注目の国産SaaSベンダー、 シナジーマーケティングのトップが語る戦略と展望
(2008年07月01日)
シナジーをCRMの代名詞に
――今後、SaaS市場での競合は、さらに激しくなると予想される。その中で、どのような戦略を取っていくのか。
基本的には、これまでの戦略に大きな変更はない。
われわれは、自分たちを、単なるシステム・ベンダーとは見ておらず、広い意味でのCRMソリューションを提供するベンダーだととらえている。
その中で、われわれが常に目指してきたのは、CRMの分野で、最高のソリューションを提供することであり、これからも、CRMのシステムのみならず、システム導入のコンサルティングから、運用/アウトソーシング、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)に至るまで、CRMに関連したさまざまなツール/サービス/ノウハウを包括的に提供していくつもりだ。
また、当然のことながら、われわれの収益の源泉であるSynergy!のサービスについても、その契約数をさらに伸ばしていきたい。そのための戦略として、現在、代理店(パートナー販売)チャネルの強化・拡充を進めている。
――Synergy!のビジネスについて、最終的な目標なり、ゴールなりをどう描いているのか。
| シナジーマーケティングをCRMの代名詞にすること――それが、谷井氏の目標だ。 |
現在、Synergy!と同等の規模と機能を持ったCRMアプリケーション・パッケージを導入できる日本の企業は、大手の数千社に限られると思う。というのも、そうしたパッケージ製品は総じて高価であり、そのインテグレーションやカスタマイズにも相応のコストがかかるからだ。
ところが、Synergy!の場合、年額100万円程度で利用することができ、それを5年間利用したとしても、500万円程度の出費で済む。しかも、われわれのシステムは、CRMの仕組みとしての完成度が高く、安定性・安全性にも優れ、使い勝手もよい。
確かに、単純に売上げベースの出荷規模を比較すると、パッケージ型のCRM製品のほうが、SaaS型のCRM製品よりも普及しているように見える。
ところが、導入数・利用者数で両者を比べてみると、すでにSaaS型CRMの普及率・浸透度は、パッケージ製品のそれを上回っている。言い換えれば、社会に対してより大きな影響力を持つのは、パッケージ型のCRM製品ではなく、SaaS型のCRM製品であるわけだ。
おそらく今後も、SaaS型CRM製品を利用する会社の数は、ますます増えていくだろう。そう考えると、SaaS型CRM製品のユーザー・ベースが、パッケージ製品のライセンス数の数10倍、数100倍の規模へと膨れ上がるのは確実と言える。
そうした時代の流れの中で、私はぜひ、「CRMと言えば、シナジーマーケティング」とされるような世界――すなわち、「シナジーマーケティング」が「CRM」の代名詞として使われるような世界を実現していきたい。


