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[米国]
マイクロソフト、ヤフーとグーグルの提携を「反競争的行為」と批判
「提携は市場競争の後退招く」と反トラスト法小委員会へ訴え
(2008年07月16日)
米国Microsoftの法律顧問を務めるブラッド・スミス(Brad Smith)氏は7月15日、米国上院司法委員会の反トラスト法(独禁法)小委員会に対し、米国Yahoo!のCEO、ジェリー・ヤン(Jerry Yang)氏がMicrosoftの幹部に対して、Yahoo!とGoogleが検索広告の分野で提携すれば、インターネット検索市場はこれまでの二極体制から一極体制になると発言していたことを明らかにした。
Grant Gross
IDG News Serviceワシントン支局
ヤンCEOの発言を痛烈批判
| 米国上院司法委員会のWebサイト |
Smith氏の訴えによると、Yahoo!が同社の検索結果ページにGoogleの検索広告を表示するようになれば、市場競争の後退につながるという。このことはYahoo!も認めているそうだ。Yang氏の発言は、6月8日に行われたYahoo!とMicrosoft幹部の話し合いの席で聞かれたという。
カリフォルニア州サンノゼでの話し合いに参加したSmith氏によると、Yang氏はインターネット検索市場について、一方にGoogle、もう一方にYahoo!とMicrosoftが存在する「両極市場」だと評したという。Yang氏はMicrosoftの幹部を前に、Yahoo!がGoogleと検索広告で提携すれば、Yahoo!は「Google側に属す」ことになり、「Microsoftに勝ち目はない」と発言したらしい。
「1つの企業がその最大のライバルと手を組むことで、検索広告市場の90%をいとも簡単に手中に収めてよいものか」とSmith氏は同小委員会に疑問を投げかけた。
Yahoo!の法律顧問、マイケル・キャラハン(Michael Callahan)氏は、Smith氏が問題とするYang氏のコメントは記憶にないとしつつ、6月8日の話し合いに対するSmith氏の険悪な言い方に異議を唱えている。Microsoftはこの数カ月、Yahoo!もしくは同社の検索機能に対する買収案を出しており、同日の話し合いもその一環として行われたものだが、Yahoo!はこれまでMicrosoftの提案をすべて退けてきた。
Callahan氏によると、6月に発表されたGoogleとの提携(関連記事)に基づき、Yahoo!はGoogleの検索広告を表示できるようになるが、Yahoo!としては今後も独自の検索広告システムを運用し続けるとともに、基本的な検索機能などの分野でGoogleと競争していく意向という。
「合意内容を詳しく見てもらえばわかるはずだが、Googleとの提携は市場競争だけでなく、消費者、広告主、そしてもちろんYahoo!にとってもよいことづくめだと確信している」とCallahan氏は自信たっぷりに話す。「Yahoo!の目標は、急成長を続けるオンライン広告市場で、GoogleやMicrosoftにとっていっそう強力なライバルになることだ」(同氏)
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