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[米国]
米国映画協会とリアルネットワークス、DVD複製ソフト「RealDVD」を巡り互いを提訴
映画協会はリアル製ソフトを“StealDVD”と非難。一方リアルはライセンスに完全順守を主張
(2008年10月01日)
米国RealNetworksと米国映画協会(MPAA)は9月30日、RealNetworksのDVD複製ソフト「RealDVD」を巡ってお互いを提訴した。
MPAAは、カリフォルニア州中部地区連邦地方裁判所に起こした訴訟において、「RealNetworksはRealDVDを介してユーザーにDVDの違法コピーを許している」と主張し、RealDVDの販売差し止めを求めている。
これを受けてRealNetworksも、MPAAの会員である大手映画会社7社およびDVD Copy Control Association(DVD CCA)を相手取り、カリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所に訴訟を起こした。DVD CCAは、違法コピー防止のためにDVDに採用されている暗号化技術「Content Scramble System(CSS)」のライセンス管理を行っている非営利団体だ。
| 訴訟の焦点となっている「RealDVD」 |
RealNetworksは、「RealDVDはDVD CCAのライセンス契約を完全に順守している」との声明を発表し、次のように説明している。「RealDVDはユーザーのPCでDVDを記録・再生できるようにするソフトだが、コピーはPC1台に制限されるため、ユーザーがコピーを配布することはできない」(RealNetworksの声明文より)
また同社は、同様の製品を提供している米国Kaleidescapeが2007年の裁判でDVD CCAに勝訴した件に言及し、次のように語っている。「映画会社はいったん敗訴したにもかかわらず、別の裁判所で異なる結果を得ようとしている。商品の価値や柔軟性を高める技術を映画業界が受け入れずに、技術の進歩を阻止しようとしているのは非常に残念だ」(RealNetworksの声明文より)
一方、MPAAは訴訟において、「RealDVDはDVDに組み込まれた著作権保護技術を違法に回避することでデジタル・ミレニアム著作権法(DMCA)に違反している」と主張している。
「RealDVDを使えば、ユーザーはレンタルしたDVDをPCに記録し、そのまま返却できる。これでは、RealDVDというより“StealDVD”(DVD泥棒)である。法律違反が明らかで、消費者をミスリードするような製品の市場投入は断固阻止したい」と、MPAAのエグゼクティブ・バイスプレジデント、グレッグ・ゲックナー(Greg Goeckner)氏は語っている。
映画業界ではここ数年、合法的な新しい方法で消費者が映画を視聴できるよう、オンライン・サービスも含め、各種新技術への投資を進めている。
(Grant Gross/IDG News Serviceワシントン支局)
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