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[米国]
シスコとマイクロソフト、リモート拠点向けのWAN高速化アプライアンス「Windows Server on WAAS」を発表
リモート・オフィスにおけるWindows Server 2008の運用効率化を支援
(2008年10月02日)
米国Cisco Systemsと米国Microsoftは10月1日、Windows Server 2008の基本機能が稼働するリモート拠点向けのネットワーク・アプライアンス「Windows Server on WAAS」を発表した。
| Windows Server on WAASの特設サイト |
先週金曜、両社は、CiscoのWAN高速化アプライアンス「Wide Area Application Services(WAAS)」をベースに、リモート拠点のローカル環境でWindows Server 2008のサービスを稼働させる技術の開発に取り組んでいることを明らかにしていた。現在、多くの企業が利用できる選択肢は、フル機能のWindows Serverをすべてのリモート拠点で使用するか、すべての機能を本社のシステムで稼働させるかのいずれかしかない。
Windows Server on WAASを使えば、MicrosoftのActive Directory、Print Services、Domain Name System Server、Dynamic Host Configuration Protocol Serverなどのサービスを、リモート拠点のローカル環境でホスティング可能となる。これにより、システムのパフォーマンスが向上し、WAN接続とリモート拠点のシステム管理にまつわるコストも抑えられるという。また、IT管理者がMicrosoft System Centerを使ってWindows Serverの機能を遠隔管理することも可能となっている。
Ciscoによると、Windows Server on WAASでは、WAASに組み込まれている仮想化技術を使ってWindows Server 2008を稼働させているという。
MicrosoftとCiscoが開設したWebサイトには、Windows Server on WAASを試験的に導入している企業のリポートが掲載されている。このうち、米国の農家向け金融サービス会社Farm Credit Services of Mid-Americaは、会社全体で180本のWindows Serverを使用しており、ほぼすべての支社に1本ずつ導入しているという。同社のインフラストラクチャ担当ディレクター、ジム・カーチス(Jim Curtis)は、支社にあるサーバの大半をデータセンターに移行させ、少ないサポート・スタッフで効率的に運用できるようにすることがWindows Server on WAASを導入する目的と述べている。
現在カーチス氏は、Active Directoryをデータセンターで稼働しているが、Windows Server on WAASのセットアップが完了し次第、読み出し専用のActive Directoryを支社に移す予定だ。これにより、従業員のログイン時間を短縮するとともに、セキュリティ問題が発生する潜在的なリスクを低下させることができるという。
CiscoとMicrosoftは、ユニファイド・コミュニケーションなどさまざまな市場で競合関係にあるが、この製品は両社の協力が実を結んだ例と言える。
Windows Server on WAASの価格は1万ドルからとなっており、この中にはハードウェアとソフトウェア・ライセンスが含まれている。また、ストレージを増強した構成のモデルも用意されている。
(Nancy Gohring/IDG News Serviceシアトル支局)
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