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[米国/ドイツ]
オラクルとSAPの不正ダウンロード訴訟、和解交渉は決裂
訴訟関連資料の扱いを巡り交渉が難航
(2008年10月08日)
ドイツのSAPの子会社TomorrowNow(トゥモロー・ナウ)による不正ダウンロードを巡り、米国Oracle(オラクル)がSAPを相手に起こしている訴訟に関して、10月6日に和解交渉が行われたが、両社は合意に達することができなかった。
| SAPとオラクルが共同で提出した証拠開示文書(PDFファイル:2903KB) |
SAPの広報担当者によると、会合はサンフランシスコの連邦地方裁判所で非公開で行われたという。ただし、同担当者はそれ以上の詳細なコメントを控えた。Oracleの広報担当者にも電話でコメントを求めたが、記事執筆点で回答は得られていない。
両社が10月3日に提出した共同の証拠開示文書によると、Oracleは最近、SAPのCEOを務めるヘニング・カガーマン(Henning Kagermann)氏および共同CEOのレオ・アポテカー(Leo Apotheker)氏の供述録取書を手にしたものの、元社長のシャイ・アガシ(Shai Agassi)氏をはじめとする、そのほかのSAP幹部の供述録取書については入手できていないという。
共同証拠開示文書では、SAPはすでにOracleに提示するためのデータ容量9TBに上る文書を用意しているが、Oracleが文書にアクセスする方法などを巡って、両陣営はまだ合意に達していないとしている。
Oracleは昨年、TomorrowNowの従業員がOracleのサイトからパッチなどのデータを不正にダウンロードし、Oracleの顧客を奪うためにそれを使用したと主張し、SAPを提訴した。TomorrowNowは当時、Oracleをはじめとするサードパーティのソフトウェア製品のサポート・サービスを提供していた(関連記事)。
| TomorrowNowの訴訟問題に関するSAPのWebサイト |
今回の和解交渉の決裂は意外なニュースではない。SAPは和解に積極的だったが、Oracleは申し立ての内容を徐々に拡大しており、最近では、「TomorrowNowを買収した時点で、SAPの幹部はすでにこの違法なビジネス・モデルについて把握していた」と主張している。
SAPは、TomorrowNowの従業員がOracleのWebサイトから「不適切なダウンロード」を行なったことは認めたものの、「そうした行為が慣習化していた」とするOracleの指摘については否定している。SAPはその後、TomorrowNowを売却したい意向を明らかにしていたが、売却先が見つからず、今年7月にTomorrowNow部門の閉鎖を決定した(関連記事)。
SAPとOracleは10月10日に証拠開示の会合を開く予定で、20日には連邦地裁も加わって電話会議が行われることになっている。公判は今のところ2010年2月に予定されている。
(James Niccolai/IDG News Serviceサンフランシスコ支局)
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