【 ここから本文 】
- TOP
- > Topics : IT業界動向
- >
IT業界動向
ソーシャルブックマークに登録 :
印刷用ページの表示
【解説】
オンライン広告の主流はパフォーマンス重視型へ――変化に乗り遅れないための5カ条
インプレッション型からの本格移行は「経済危機」が引き金に
(2008年10月10日)
シンプルなバナー広告しか存在しなかった時代など、もはやとうの昔の話だ。今日、オンライン広告は格段の進化を遂げ、検索マーケティングやその他の広告効果を測定できる広告モデルが幅をきかせている。こうした「パフォーマンス・ベース・メディア」には広告主も注目しており、多額のマーケティング予算を割く企業も現れ始めた。
Melissa Chang
The Industry Standard米国版
不況下で最初に削られるのはマーケティング予算
パフォーマンス・ベース・メディアとは、エンドユーザーが何らかのアクションを起こした場合にのみ、広告主が広告料を支払うタイプの広告プログラムを指す。例えば、ユーザーが広告をクリックしたときだけ広告主が料金を支払うタイプはパフォーマンス・ベース・メディアの一種である。Webサイト閲覧者が何らかの行動を取ったり、広告主のコンテンツを利用したりした際に広告料金が発生するリード・ジェネレーションも同様だ。
単純に広告を「見せる」だけのインプレッション型モデルでは、その広告が注目されていようがいるまいが、広告主は広告料金を支払うというのが一般的である。広告料金は、当該ページが閲覧されたという事実のみが基準となっていた。
| 代表的なパフォーマンス型の広告プログラムであるGoogleの「AdSense」 |
パフォーマンス・ベース・メディアは決して新しいというわけではないが、今これを取り上げたのは理由がある。世界的に拡大する経済不安だ。そして、不安定な経済情勢の影響を最初に受けるのは、企業の場合は大抵マーケティング予算である。
市場への信頼感が薄れ、資金の流れも滞りがちになる不景気下では、企業はいっせいに予算を切りつめ、コストを削減する体制を敷くようになる。このとき、まずはマーケティング予算を削減対象とするのが一般的だ。特に、投資利益率(ROI)を測定できない形の広告に割り当てられていた予算は、真っ先に削られてしまう。
マーケティング予算の引き締めが強まれば、広告主も広告効果の拡大に必死になる。したがって、広告依存のオンライン・メディア企業は、さまざまなパフォーマンス・ベース広告プログラムを準備し、そうした需要に応えていかねばならない。
もっとも、こうしたパフォーマンス重視の傾向は、広告主とオンライン・メディア企業のどちらにもメリットをもたらす。パフォーマンス・ベースの広告プログラムの場合、広告投資額が収入にどれだけ貢献しているのかを正確に把握できるため、確実に増収につながる宣伝費はそのまま温存されるケースが多いのだ。
[米国]【IAB調査】米国オンライン広告市場、2008年上期の成長が鈍化

経済状況を勘案すれば「堅調な成長」。一方で業界全体への影響も懸念
[米国]【NCSU調査】ポップアップ表示に対するユーザーの反応、6割が「OKボタンを無造作にクリック」

セキュリティ専門家は「偽のポップアップにだまされやすい」と懸念
[米国]議論を呼ぶグーグルとヤフーの広告事業提携――米国司法省が違法性を調査へ

多数の業界団体が提携を批判。グーグルはあくまで有益性を主張
[米国]グーグル、「ヤフーとの検索広告提携は広告料の高騰につながる」という批判に反論

公式ブログで提携にまつわる“事実誤認”を指摘
[世界]【IDC予測】急成長する世界のオンライン広告市場、2011年には1,066億ドル規模に
中欧/東欧/中東/アフリカ地域での市場拡大が成長を牽引




