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[世界]
2008年の世界半導体市場、アイサプライが成長率を下方修正
「再度引き下げる可能性も」――米国の景気低迷が大きく影響
(2008年10月10日)
米国経済の信用危機と景気低迷を受け、市場調査会社の米国iSuppliが2008年における世界半導体市場の伸び率を下方修正した。
iSuppliは前年比4%増と予測していた成長率を3.5%へと0.5ポイント引き下げた。4%増という予測は今年8月に発表したものだが、iSuppliのアナリストは、景気低迷を背景に多くの企業がIT支出を縮小し始めたことから、下方修正を余儀なくされたと説明している。
iSuppliの広報担当者は、Computerworld米国版の取材に対し、「当社のアナリストは、PC向けCPUの世界市場の成長率予測も2.7%から0.4%に引き下げた」と話した。
| 米国経済の低迷により、iSuppliは世界半導体市場の成長率を下方修正した(画面は同社Webサイト) |
さらに広報担当者は、「経済状況の悪化により、予測を再度引き下げる可能性もある」と述べ、当面は状況が悪化することはあっても改善することはないだろうと付け加えた。
iSuppliは、2007〜2012年における世界半導体市場の平均成長率も6.5%から6.1%に下方修正した。なお、同社は2012年の世界半導体市場を3,635億ドルと予測している。
「米国の信用危機は半導体市場にいくつかの大きな影響を与えている。まず、金融機関自体の電子機器需要が落ち込んでいる」と、iSuppliのシニア・バイスプレジデント、デール・フォード(Dale Ford)氏は声明で述べた。さらに、「信用危機の影響がすべての業種に広がっており、消費者の景気に対する信頼感も急速に低下している」と指摘した。
米国金融業界の窮状が表面化していなかった8月、米国の調査会社IDCは、2008年2QにおけるPC向けCPUの世界出荷高が過去最高を記録したと発表。米国Intelの好調に支えられ、2Qの世界半導体市場は前年同期比で16.1%伸びたと述べていた。
一方、米国Gartnerのアナリストは3月、世界半導体市場は長期的な減速期に入っていると述べた(関連記事)。
Gartnerのアナリスト、リチャード・ゴードン(Richard Gordon)氏は当時、Computerworld米国版の取材に対し、かつてのPCや携帯電話といった成長の新たな牽引役となる“キラー・アプリ”は当分登場しそうにないと語っていた。「半導体市場は1ケタ成長の局面に入っている。気がかりな状況だ。90年代後半の高成長は過去のものになったようだ。成長を加速させる要因は当分出てきそうもない」(ゴードン氏)
(Sharon Gaudin/Computerworld米国版)
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