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[米国]
Microsoft、Nokiaのスマートフォン向けSilverlightを年内に投入
Windows Mobile向けはCTP版を近くリリース
(2008年03月05日)
米国Microsoftは3月4日、Nokia(フィンランド)のスマートフォン・プラットフォームに同社の「Silverlight」を対応させる考えを明らかにした。対応したバージョンは、年内に投入する予定である。
Silverlightは、米国Adobe Systemsの「Flash Player」の対抗馬として昨年9月に正式に発表された、RIA(リッチ・インターネット・アプリケーション)を実現するクロスブラウザ/クロスプラットフォーム対応のWebブラウザ・プラグインである。現在はWindowsとMac OSに対応しており、近くLinuxにも対応する予定だ。
| S60プラットフォームを採用した「Nokia 6220 classic」 |
Microsoftは、スマートフォン市場をリードしているNokiaの「S60」「S40」プラットフォームのほか、インターネット・タブレットにもSilverlightを対応させる計画だという。
また、Microsoftは、Windows MobileプラットフォームにもSilverlightを対応させる考えで、そのCTP(Community Technology Preview)版を近く公開する予定だ。
NokiaのS60プラットフォームでSilverlightが採用されたことは、Microsoftにとって非常に重要な意味を持つ。市場調査会社の英国Canalysによると、2007年第4四半期の世界スマートフォン市場では、スマートフォンの総出荷台数3,550万台のうち、53%をNokia製品が占めており、現在、Nokiaは世界最大のスマートフォン・メーカーであるからだ。
「Flashからシェアを奪いたいMicrosoftにとって、スマートフォン市場をリードするNokiaがSilverlightを採用することは、大きなチャンスにつながる。Nokiaにとっても、エンドユーザーの選択肢を広げられるというメリットがある」と、独立系通信アナリストのジャック・ゴールド(Jack Gold)氏は指摘している。
昨秋には、Adobeが「Flash Lite」に関して、Microsoftと同様の契約をNokiaと交わしている。Adobeはその際、今後の目標として、Flash Liteを搭載したスマートフォンを2010年までに10億台出荷したいと語っていた。
一方、Microsoftは、Silverlightのダウンロード件数として、今年半ばまでに2億件以上を目指している。
Microsoftは、Silverlightの利用を促すことで、「Visual Studio」や「Expression」といった同社のプログラミング/設計ツールの需要を拡大したい考えだ。
Adobeの目標も同様であり、同社も各種設計ツールの需要を喚起すべく、「Adobe AIR」やFlashといった各プラットフォームの利用促進に注力している。
(Eric Lai/Computerworld 米国版)
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